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凶悪プーがリーダー!ホラー版アベンジャーズ『プーニバース』は史上最も犠牲者が多い映画に、ミッキー合流も視野

ホラー版アベンジャーズ誕生が待ちきれない!『プー2』プーと愉快な仲間たち
ホラー版アベンジャーズ誕生が待ちきれない!『プー2』プーと愉快な仲間たち - (C) 2024 ITN DISTRIBUTION, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 A・A・ミルンの児童小説「クマのプーさん」を題材とするホラー映画の続編『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』を手がけたリース・フレイク=ウォーターフィールド監督がリモートインタビューに応じ、プーをはじめとするホラー化したキャラクターが大集合する映画『プーニバース:モンスターズ・アッセンブル(原題) / Poohniverse: Monsters Assemble』(2025年全米公開予定)の構想を語った。(以下、『プー2』のネタバレを含みます)

【画像】血に飢えたプー、バンビ、ティンカーベルらがアッセンブル!『プーニバース(原題)』ポスター

 タイトルからマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を連想させる本作では、パブリックドメインとなったことでホラー実写化された人気キャラクターたちが、『アベンジャーズ』のように夢の共演を果たす。すでに『プー あくまのくまさん』シリーズからプー、ピグレット、オウル、ティガーをはじめ、映画化が予定されているバンビ、ピーター・パン、ティンカーベル、フック船長、ピノキオ、クリケット、マッド・ハッター、眠れる森の美女の合流が発表されている。

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ホラー映画版『ピノキオ』の製作に取り掛かっているウォーターフィールド監督は、『プーニバース』について「脚本作業はまだ初期段階です」としながら、「物語は『プー2.5』のような感じになる予定です。『プーニバース』の出来事は『プー3』につながります」と説明する。

『プーニバース』でビジュアル変更?  『プー2』のピグレット - (C) 2024 ITN DISTRIBUTION, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 『プー2』のポストクレジットシーンでは、頭部に致命的なダメージを負ったプーとピグレットの復活が示唆された。ウォーターフィールド監督は「損傷した頭部は再生可能であることを描きました」と狙いを明かし、「再生後の顔は3Dプリンターのように正確ではなく、ダメージと受ける前の顔とは異なります。『プーニバース』では、プーとピグレットがより恐ろしいデザインになる予定です」と『プーニバース』での進化を予告した。

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 各キャラクターの単独映画はストーリーこそことなるものの、MCUのように同じ世界観で起こっているという。「各映画に異なる街が登場しますが、実は近隣で、アッシュダウンの森(「100エーカーの森」のモデル)のように広大な森に囲まれている設定なんです。そこには、凶暴なモンスターが多数生息しています。これらの設定によって、『プーニバース』で彼らをアッセンブルさせることが可能です」

 『プー2』でも血に飢えたプーとその仲間たちによる大殺戮を描いたウォーターフィールド監督だが、『プーニバース』ではそれ以上の展開が待ち受けていると自信をのぞかせる。「ホラー映画史上最も狂った作品になります。キルカウント(犠牲者の数)はホラー映画史上最高になるでしょう。『アベンジャーズ』はアクション満載の映画で、観客もヒーローが共闘したり、対立したりする姿を求めていました。劇中で怒濤のアクションが展開されたように、『プーニバース』も血みどろアクションをたくさん盛り込む予定です。プーがチェンソーで暴れまくるなど、すでにクールなアイデアがいくつも浮かんでいます」

プーが『プーニバース』版ニック・フューリーに? - (C) 2024 ITN DISTRIBUTION, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

 凶悪なモンスターたちを率いるのは、映画のタイトルにもなっているプーだとウォーターフィールド監督は明かす。「プー以外は、どちらかといえば主人公の右腕タイプとして描かれるキャラクターです。例えば、オウルは『プー2』でプーのアドバイザーを担っています。森での出来事を逐一プーに報告したり、プーに決断を委ねたりします。この関係性は『プーニバース』でも継続していくつもりです」

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 気になるのは、今年の元日にパブリックドメインとなった『蒸気船ウィリー』(1928)のミッキーマウス参戦の可能性だ。すでに複数のホラー映画化企画が発表されており、プーとの直接対決を描く『ミッキーvs.ウィニー(原題) / Mickey vs. Winnie』も製作が予定されている。

 ウォーターフィールド監督は、ミッキーマウスを『プーニバース』に合流させるには時間が足りなかったと告白する。「私は『プーニバース』以外にも複数の企画を抱えています。“フェーズ1”はプー、ピーター・パン、ピノキオにフォーカスしていますが、将来的にはより多くのキャラクターを合流させるつもりです」

 「実は、過去にミッキーマウスを登場させようとして躊躇したことがあります。というのも、『プーニバース』はかなり前から温めていた企画で、ウォルト・ディズニー・カンパニーが所有するミッキーマウスの権利関係がどうなるかを探っていました。『蒸気船ウィリー』のミッキーは著作権切れになったとしても、他の作品のミッキーはディズニーが権利を所有しているので、安易に使用するのはまだ早いと感じたんです。すでに、ミッキーのホラー映画が何本も発表されているので、現状は様子を見て、合流の時期を探っています」

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 『プーニバース』の製作には、プロローグでもある『プー2』の成功が不可欠だ。ウォーターフィールド監督は、「前作より予算をかけて、新しいキャラクターを登場させました。犠牲者も50人近くに増えて、ホラー映画として進化しています。特に80年代のホラー好きにはたまらない作品になっていると思います。ぜひ劇場でご覧ください」とアピールしていた。(取材・編集部・倉本拓弥)

映画『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』新宿ピカデリーほか全国公開中

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