「仮面ライダー」ガッチャードからガヴへバトンタッチ!本島純政、知念英和にチームワークの大切さを力説
特撮ドラマ「仮面ライダーガッチャード」主演の本島純政と、9月1日スタートの新番組「仮面ライダーガヴ」で主演を務める知念英和が15日、丸の内TOEIにて開催された「仮面ライダーガッチャード&ガヴ」バトンタッチイベントに出席。仮面ライダーのバトンを知念に託した本島は、先輩ライダーとしてアドバイスを送った。
同イベントは、映画『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』『爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット』の大ヒット記念を記念して行われたもの。約1年前、「仮面ライダーギーツ」主演の簡秀吉(浮世英寿役)からバトンを受け取った本島は、「簡さんからいただいたバトンを、もう渡す時が来てしまったんですね」と知念を見つめながらしみじみ語る。
仮面ライダーガウとして『ガッチャード』劇場版に出演した知念は、「公の場に出るのは今日が初めてでめちゃくちゃ緊張しています」と初々しい表情を見せ、「隣に先輩がいてくれるので安心です。たくさんの方が来てくださっているので、一人一人目を合わせて顔を覚えて帰りたいです」とコメント。本島も「おー」と知念の落ち着きぶりに驚きを見せた。
同級生だという本島と知念。しかし知念は、舞台あいさつ前に「純政さん」と呼ぶことを宣言したというが、本島は「なんで、そんないいよー」と提案を否定。それでも知念は、「でもライダーの先輩なので……」と譲らないやり取りに会場は笑いに包まれる。
そんな“本島先輩”に知念が「過酷なスケジュールのなか、1年間駆け抜けるために意識したことは?」とアドバイスを求めると、本島は「長丁場の撮影。一人だと辛いときは乗り切れない」と経験談を明かす。
「そういうときこそ誰かを頼った方が良い。キャストの方や相談できる両親とかに気持ちを打ち上げるといいと思う」と続けた本島。「僕が演技で悩んでいたときは、(共演者の)藤林(泰也)くんに電話をしたりしました。1時間半ぐらい相談に乗ってくれました。ほかにも(松本)麗世ちゃんや(安部)乙ちゃん、富園(力也)くんも相談に乗ってくれて、おいしいご飯を食べに行ったりしました」とチームワークの大切さを力説した。
さらに、簡から昨年伝えられた「一日、一日を、ワンカットワンカットを大切に」というメッセージに触れた本島は、「あの言葉を胸に頑張ってきました。クランクアップしたいま、その言葉は余計に心に響いてきました」と述べると、「1年間同じ役をやれる楽しさは他の現場にはありません。撮影楽しんでください」と知念にメッセージ。知念は、本島の言葉を真剣な表情で聞いていた。
イベントでは、本島と知念が変身ポーズを生披露。知念にとっては初となる生変身となったが、「100点満点です」と笑顔を見せると、本島も「一つ一つの動作にキレがありました。変身するときの目の表情がすごい」と絶賛していた。
代々受け継がれてきた仮面ライダーのバトンを渡された知念は、「ここまでつながってきたことは当たり前ではないと思います」としみじみ語り、「先輩ライダーの方々の力を借りながら、この1年を走り抜けていきたいです」と放送開始に向けて意気込んでいた。
『仮面ライダーガッチャード ザ・フューチャー・デイブレイク』は、錬金術により生み出された人工生命体・ケミーを封印するために奮闘する一ノ瀬宝太郎を主人公とする「仮面ライダーガッチャード」の劇場版。未来の危機を察知した宝太郎たちが、20年後の宝太郎/仮面ライダーガッチャードデイブレイクを助けるべく時空を超える。(磯部正和)