反町隆史&杉野遥亮が刑事役でW主演!未解決事件描く「オクラ」フジ火曜9時枠で放送
反町隆史と杉野遥亮が、10月クール・フジテレビ系火曜9時枠のドラマ「オクラ」(10月8日スタート、毎週火曜21時~21時54分※初回15分拡大)でダブル主演を務めることが明らかになった。反町と杉野が演じる対照的な刑事がバディを組み、長期に渡って未解決となっている“オクラ(お蔵入り)”状態の事件に挑むヒューマンミステリーで、反町にとってフジテレビ制作の連ドラ主演を務めるのは約20年ぶり、杉野は「マウンテンドクター」に続いて2クール連続のフジ系連ドラ主演となり、二人は本作が初共演。なお、同枠でのドラマ放送は2021年放送の「彼女はキレイだった」(カンテレ/フジテレビ系)以来3年ぶりとなる。
本作は、実質“お蔵入り”してしまった未解決事件を追う部署、通称“オクラ”に属する刑事たちが難事件に挑む姿を、昭和と令和のジェネレーションギャップバディを中心に描くストーリー。オクラは警視庁のエリート部署でもある捜査一課に属しながら“特命捜査情報管理室”と呼ばれ、警視庁内のあらゆる部署から“無能”“荒くれ者”の烙印(らくいん)を押されたはみ出し者たちが集う、掃きだめのようなところ。事件の捜査はするものの、過去に起きた事件に関するデータ入力が主な業務のため、他部署からは“刑事の墓場”と揶揄されている。
今年4月に、26年ぶりにスペシャルドラマとして復活した学園ドラマ「GTOリバイバル」も記憶に新しい反町。本作で演じるのは、“捜査は足で稼ぐ”がモットーの元警視庁捜査一課強行犯係のエース・飛鷹千寿(ひだか・せんじゅ)。洞察力に長けて機転が利く有能な刑事だったが、ある事件がきっかけでオクラに追いやられた。昔は熱血漢だったが、今は愚痴とボヤキが止まらない。「捜査に行ってくる」と外出しては、喫茶店でお気に入りのパフェを食べながら適度にサボっている。思いやりと人情に溢れた優しい性格の一方で、暗い影を落とす一面も。10年前に起きた警察官連続殺人事件で大切な同僚を失い、今も未解決の事件を追い続けている。反町は本作で「ワンダフルライフ」(2004年、フジテレビ系)以来、約20年ぶりにフジテレビ制作連ドラの主演を務める(2011年の『グッドライフ~ありがとう、パパ。さよなら~』はカンテレ制作)。
一方、山岳医役で主演を務める「マウンテンドクター」が放送中の杉野は、クールでタイパ重視の省エネな刑事・不破利己(ふわ・としき)を演じる。インテリで有能だが、ある理由でオクラに異動になった。これまでの未解決事件はすべて頭にインプットされている頭脳派。理屈っぽく、人の発言や行動の揚げ足を取りがち。自らの感情は表に出さず、他人の感情には無頓着。タイパ重視で省エネに動くため、千寿からはロボット扱いされているが、実は自らの正義に強いこだわりを持っている。
オクラには千寿や利己のほか、元ヤン女性刑事やギャンブル狂の室長、元公安の主婦刑事、お調子者のハッカー、居眠りばかりしているベテラン刑事などひと癖もふた癖もある強烈なキャラクターがそろうという。脚本は、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や映画『テルマエ・ロマエ』(2012)などの武藤将吾。フジテレビの連ドラ作品への参加は「若者たち2014」(2014)以来、約10年ぶりとなる。
なお、フジテレビ「火9」枠では「ナースのお仕事」シリーズ(1996年ほか)、「踊る大捜査線」(1997)、「救命病棟24時」シリーズ(1999)などのヒット作を放送。フジテレビ制作としては「ゴーストライター」(2015)以来9年ぶりの復活となる。
反町、杉野、プロデュース・足立遼太朗のコメントは下記の通り。(編集部・石井百合子)
反町隆史
Q.今作への意気込みを教えてください
「まだ(クランクイン前なので)“飛鷹千寿”という自分の役名も言い慣れていない状況です(笑)。クランクインまでに台本をしっかり読み込みながら徐々に作り上げていきたいなと思っています。なんと言ってもすでに脚本がすごく面白いので、どういう風に我々が芝居をして、監督がどう演出してくれるのかなと今から楽しみでなりません。杉野さんが刑事ドラマ初ということで、刑事の先輩として一つだけアドバイスをするならば…。事件に関する説明せりふが意外と難しい。芝居をする…とはまた違った難しさがあるかもしれないので、現場で一緒にお互いのせりふについて調整していければいいなと思っています」
Q.台本を読まれていかがですか?
「まずは展開がスピーディーというのが印象的でした。毎話いろいろな事件に挑んでいくのですが、物語が進むにつれて単に未解決事件を追うだけではなく、後半に向けては違う形のストーリーになっていくので最初から最後まで楽しみにしていただきたいなと思います!」
Q.役どころについて教えて下さい
「千寿と利己は世代間ギャップのあるバディという役どころにはなりますが、目標としているものが一緒だったら最終的に良いドラマが出来上がると思います。そのぶつかり合いも楽しんでいただけたらうれしいですね。僕の役は“THE昭和”な刑事なので、いかにその昭和感を出せるかが肝だと思うので、楽しみながら演じていきたいです」
Q.最近感じたジェネレーションギャップはありますか?
「世代によってのギャップは、音楽が一番色濃く出るのかなと思います。それぞれの世代が青春時代に聴いていた音楽の違いで、何となく世代の違いがわかる。自分の世代は尾崎豊さんが青春の一曲で、あとはやっぱりサザンオールスターズさん。特に若いころ、その瞬間に聞いていた曲が印象的ですね」
杉野遥亮
Q.今作への意気込みを教えてください
「実は刑事ドラマは初めての出演になります。“どう演じていくのだろう”と恐縮しているのと、刑事役は楽しそうだなという期待の気持ちもあったりするのですが…それ以上に脚本がすごく面白いので、自分自身もそれに乗っかって楽しみながら演じていきたいです」
Q.台本を読まれていかがですか?
「重厚な作品だなと思う一方で、登場人物たちの掛け合いのせりふを見ていると面白くなりそうだなという場面もあるんです。クセの強いキャラクターたちとのシーンも楽しみです。第1話から期待できるような場面がたくさんあるので、是非楽しみにしていただきたいです!」
Q.役どころについて教えて下さい
「実際に演じてみないと分からない部分がまだまだありますが、利己の少しシュッとクールな表情や、オクラの部署には慣れていない部分も含めてドラマを通して伝わればいいなと思います。自分自身は一生懸命演じていくだけなので、その気持ちも役に反映していきたいです」
Q.最近感じたジェネレーションギャップは?
「TikTokなどのSNSには疎いかも…。まだ20代なのですがアナログな部分があるので、年上の方とのギャップはあまり感じていないかもしれません。スマホは持ってはいるものの、最低限の連絡と情報検索しかしないのであまり使いこなせていないんです(笑)」
プロデュース・足立遼太朗(フジテレビ ドラマ制作部)
「これは野菜ではなく刑事モノです。飛鷹千寿(反町隆史さん)と不破利己(杉野遥亮さん)がそろった姿を初めて見た時、真夏の炎天下の中、すさまじく鳥肌が立ちました。新たな無類のバディが誕生します。相いれない性格で、それぞれ異なる解釈の正義を持つ2人がぶつかり合いながら未解決事件に切り込み、止まっていた時を再び動かしていきます。武藤将吾さんが紡ぐ完全オリジナルストーリー。1話から怒涛(どとう)の展開になっていきます。復活の火9ドラマ第1弾!ぜひ楽しんで見ていただけるとうれしいです!」