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【ネタバレ】『エイリアン:ロムルス』トラウマ級ラスト、ディズニーから「やりすぎ」と戻されていた

画像は『エイリアン:ロムルス』より
画像は『エイリアン:ロムルス』より - (C) 2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

 映画『エイリアン:ロムルス』(全国公開中)のメガホンを取ったフェデ・アルバレス監督が、クライマックスの内容をめぐる米ディズニーとのやり取りを The Hollywood Reporter に明かした。(以下、映画のネタバレを含みます)

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 本作は、リドリー・スコット監督が手がけた『エイリアン』1作目(1979)のその後を描くSFホラー。廃墟と化した宇宙ステーション“ロムルス”を舞台に、6人の若者たちに襲いかかる悪夢を活写する。

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 登場人物が次々とエイリアンの犠牲になる中、主人公のレイン(ケイリー・スピーニー)、アンドロイドのアンディ(デヴィッド・ジョンソン)、妊娠中のケイ(イザベラ・メルセド)はロムルスからの脱出に成功した。しかし、物語はそこで終わりではなく、ラストには、ケイの胎児が“進化”したおぞましいエイリアンと人間のハイブリッド(通称:オフスプリング)の恐怖が待ち受けていた。

 主演のケイリーが撮影中に「トラウマ級」と感じるほどのラストシーン。大ヒットホラー『ドント・ブリーズ』でもラストに一捻りを加えていたアルバレス監督は、自身が手がけた映画には必ず「第4幕」(3幕構成における結末(第3幕)のその先)があると説明しており、「映画が終わったと思いきや、最後にとんでもないところへ連れていくんです」とその狙いを明かす。

 アルバレス監督曰く、トラウマ級のオフスプリングが登場したラストは、当初ディズニーから差し戻しを受けたという。「彼らが気に入らなかったのではなく、『これはやりすぎなのでは? 本当にやる必要があるのか?』という理由です」

 しかし、アルバレス監督は「もちろん。やる必要があるのかと言われたら、私はやります」と自身の意思でラストシーンを生かした。『ドント・ブリーズ』『死霊のはらわた』を製作した時にも同様の経験があったそうで、「スタジオが『本当にやるの?』と言ったら、やるべきなんです」と振り返っている。

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 結果的に、映画は大ヒットを記録。製作費約8,000万ドル(約116億円・1ドル145円計算)に対して、全世界興行収入はすでに2億9,071万7,297ドル(約421億円・数字は Box Office Mojo 調べ)を稼ぎ出している。アルバレス監督は「ディズニー傘下のスタジオで『エイリアン』を製作する時、単に『じゃぁ、やりましょう!』と言われただけでは失敗します。私たちは限界まで挑戦しました。本当によかったです」と安堵している。(編集部・倉本拓弥)

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