DC映画をやるのは『ジョーカー2』で終わり…トッド・フィリップス監督が明かす
ホアキン・フェニックス主演映画『ジョーカー』(2019)及び現在公開中の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』で監督・脚本・製作を務めたトッド・フィリップスは、これ以上DC映画を手掛けるつもりはないようだ。
以前から『ジョーカー3』の製作には関心がない様子だったフィリップス監督。8月に公開されたVarietyのインタビューでは「2作の映画で、ある意味その“砂場”で遊ぶのは楽しかったが、僕たちがその世界で言いたいことはもう全て言ったと思う」とコメント。その後、ワールドプレミアとなった第81回ベネチア国際映画祭でも「ホアキンの代弁はしたくないが、僕にとっては、アーサー/ジョーカーの物語はもう語られた。(第3弾については)僕にはイエスともノーとも言えないが、そこにとどまることは、必ずしも僕の目標ではない」と後ろ向きな姿勢を見せていた。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』には、レディー・ガガが演じる謎の女性リーが新たに登場する。今回、リーの単独映画を撮りたいかと The Hollywood Reporter に聞かれたフィリップス監督は「僕にとって、それはこの映画が向かう場所ではない。DCユニバースでの僕の時間は、この2本で終わったと感じている」とあらためて明言していた。(編集部・市川遥)
映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は公開中