ADVERTISEMENT

「龍が如く」竹内涼真&賀来賢人、実写化の流儀

「龍が如く ~Beyond the Game~」桐生一馬役の竹内涼真(右)と錦山彰役の賀来賢人(左) - 写真:日吉永遠
「龍が如く ~Beyond the Game~」桐生一馬役の竹内涼真(右)と錦山彰役の賀来賢人(左) - 写真:日吉永遠

 累計出荷本数2,700万本を超える株式会社セガの大ヒットゲーム「龍が如く」シリーズを、オリジナル脚本で実写化した Amazon Original ドラマ「龍が如く ~Beyond the Game~」。原作でもお馴染みの主人公・桐生一馬と彼の幼馴染・錦山彰を演じたのは、日本のエンタメ業界の最前線で活躍し続ける竹内涼真賀来賢人だ。世界でも高い人気を誇る「龍が如く」のキャラクターを、どのように実写化したのか? 竹内と賀来が実写化作品との向き合い方、役へのアプローチ方法を語った。

【撮り下ろし写真】竹内涼真&賀来賢人、仲良し2ショット!

桐生を“演じる”のではなく、自分に“引き寄せる”(竹内)

(c)2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

 「龍が如く」は、大人向けのエンターテインメント作品というコンセプトのもと、2005年に誕生したアクションゲーム。巨大歓楽街・神室町に生きる主人公・桐生一馬ら熱き男たちの生き様を描き、大ヒットを記録した。今回の実写ドラマ版は、“堂島の龍”に憧れる桐生の成長物語を、1995年と2005年の2つの時代を軸に活写する。

ADVERTISEMENT

 ゲームシリーズを開発する「龍が如くスタジオ」の横山昌義代表は、7月に発表したビデオメッセージで「一番恐れていたのは、モノマネをされると困る」ということだったと語っていた。実際に作品を観た横山代表は、竹内と賀来について「2人の演技は正直言うと、原作の桐生と錦では全くないです。でも、だから良いんです。ゲームの桐生一馬をどう演じるっていう世界じゃない戦いを、彼ら2人はしてくれているんです」と語っており、2人が生み出した桐生と錦に太鼓判を押している。

(c)2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

 これまで数多くの映画・ドラマに挑戦してきた2人は、「龍が如く」に限らず、実写化に対してどのようなアプローチを取っているのか。

 「実写化において、キャラクターをすごく意識しながら演じたことは一回もないです。原作は原作で超えられないもの。実写化というのは、僕たち俳優が一から新しく作り上げていくものです。一人ひとりに実写化の概念があり、解釈の違いもありますが、僕が演じる場合は、どうやっても僕の桐生一馬になります。ゲームの桐生一馬を演じるというよりも、桐生を自分に引き寄せる。より自分らしく原作の人物を演じるという意識は常に持っているので、原作に引っ張られることは現場ではありません。でないと、演じることへの意味がなくなってしまいますから」(竹内)

ADVERTISEMENT

 「実写化する意味がなければ、企画には参加しません。なので、『なぜ実写化するのか?』をまずは考えます。実写化したことで、どういったことがプラスに還元されるのか。『龍が如く』で言えば、キャラクターの深みや、原作のエッセンスが入った新たなバージョンが見られるチャレンジにすごく魅了されました。原作者が監修している脚本ですし、『龍が如く』を愛している人たちが作っている作品です。原作キャラクターの核の部分は、(ドラマにも)存在しています」(賀来)

世界中のお客さまを納得させないといけない(賀来)

(c)2024 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

 ドラマのサブタイトル「~Beyond the Game~」の通り、本作はゲームを超えた「龍が如く」の誕生を目指した。児童養護施設「ひまわり」で“家族”同然の関係性を築いた桐生や錦たちが、裏社会に身を投じることで、皆の運命の歯車が徐々に狂っていく。原作さながらのアクションパートはもちろん、実写版らしい重厚な人間ドラマにも重きを置いている。

 「桐生を外見からではなく、原作では描かれてない幼少期の部分や誰もが感じたことがあるような感情の部分を内側から作り上げていくことによって、自分なりの桐生を表現することができました」(竹内)

ADVERTISEMENT

 「(台本を読んで)錦というキャラクターの強さや面白さをすぐ感じ取ることができました。そういった意味では、すごくキャラクターに共感できたと思います。実際に演じる際には、感情的なところもあれば、表には出さない錦の熱い炎みたいなものを繊細に表現しようと思い、そこは挑戦的な部分でもありました」(賀来)

写真:日吉永遠

 俳優のみならず、武正晴監督をはじめとする撮影スタッフ、スタイリスト、メイクチームが「龍が如く」に敬意を持って制作に挑んだ。「本当にまっすぐ台本と向き合っていました。(台本に)書かれていない部分は、感情の部分を思い巡らして、監督たちと話し合って演じています。全員が『龍が如く』をリスペクトして新しいものを作るという方向性で進んでいたので、本当に熱量の高い現場でした」(竹内)

 ゲームシリーズ「龍が如く」は「Yakuza: Like a Dragon」として海外展開されており、Prime Video版ドラマ「龍が如く ~Beyond the Game~」のプロモーションも7月のサンディエゴ・コミコンで行われた。現地のファン500人を収容する会場で行われたパネルディスカッションには、予想以上に定員を上回るファンが殺到したという。海外における本作の注目度の高さを肌で感じた賀来は、「世界中のお客さまを納得させないといけない。勝負事ではありませんが、今すごくワクワクしています」と配信開始への期待を語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

Amazon Original ドラマ「龍が如く ~Beyond the Game~」は10月25日より Prime Video にて世界独占配信:全6話(10月25日、11月1日に各3話ずつ配信)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT