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『トップガン』公開から38年…キャストの現在は?

ヴァル・キルマー(2019年)、ケリー・マクギリス(2013年)、アンソニー・エドワーズ(2024年)
ヴァル・キルマー(2019年)、ケリー・マクギリス(2013年)、アンソニー・エドワーズ(2024年) - EuropaNewswire / Gado / Jeff Vespa / Anna Moneymaker / Getty Images

 トム・クルーズ主演の大ヒット映画『トップガン』(1986)が11月8日、金曜ロードショー(日本テレビ系)で放送。映画の主要キャスト5人は、映画、舞台、そして絵画展など、今はそれぞれ独自の道を歩んでいるようだ。

『トップガン』から近影まで…チャーリー役ケリー・マクギリス【フォトギャラリー】

 2022年5月に公開された続編『トップガン マーヴェリック』が日本でも大ヒット。当時も『トップガン』キャストたちのその後がニュースになったが、あれから2年が経った今、彼らは何をしているのだろうか。

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トム・クルーズ(マーヴェリック役)

 マーヴェリック役のトム・クルーズには新作映画が続々。『ミッション:インポッシブル』最新作の撮影は終了し、今は『レヴェナント:蘇えりし者』のアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督のタイトル未定の新作映画を撮影中。さらに先日、トムの1990年のヒット映画『デイズ・オブ・サンダー』の続編企画が米パラマウント・ピクチャーズで進行中だと報じられ、俳優業が大忙し。

 私生活では、本年初頭に36歳のロシアのソーシャライト(社交界の華)、エルシナ・カイロヴァとの交際が噂になったが、すぐに破局。本年夏には、25歳のシンガーのヴィクトリア・カナルと英国のグラストンベリー・フェスで出会い、英国ロンドンで行われた『ツイスターズ』のプレミアに一緒にヘリで移動したのがニュースになったが、ヴィクトリアが恋愛関係ではないときっぱり否定。恋のお相手探しは難しそう?

闘病を経て芸術活動に邁進 ヴァル・キルマー(アイスマン役)

 2017年に喉頭がんであることを公表し、同年12月にステージ4の治療として化学療法と気管切開手術を受け、話す際には専用の装置が必要であると報じられたアイスマン役のヴァル・キルマー。2020年にはがんから解放されることが伝えられた彼は現在、ニューヨークのギャラリーで絵画の展覧会を開催中。この9月から11月8日まで、ニューヨークのウッドワード・ギャラリーで「スピリット・ワールド・バイオロジー(原題) / Spirit World Biology」というタイトルで、ヒロ・イチカワとの2人展が開かれている。ヴァルの絵は抽象画で、自然にインスピレーションを受けたものだそう。彼は演技にこだわらず、さまざまな表現を追求中のようだ。

 出演作の方は『トップガン マーヴェリック』以降、新たな作品はないが、彼のドキュメンタリー映画『ヴァル・キルマー/映画に人生を捧げた男』(2021)が昨年12月に日本で上映され、現在も配信中。また、彼が脚本・演出・主演を務め、全米各地で講演した舞台「シチズン・トウェイン(原題) / Citizen Twain」を映画化する企画は現在も進行中だ。

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近況はないが…ケリー・マクギリス(チャーリー役)

 『トップガン』で女性教官チャーリーを演じたケリー・マクギリスは、2022年の『トップガン マーヴェリック』全米公開時には、現地のニュースサイトで近況を語っていたが、その後はメディアでの露出が見当たらない。ミニシリーズ「ダーティ・ジョン(原題)/Dirty John」への1エピソード(2020)出演以来、映画やテレビの出演作もないようだ。かつて語っていたように、ノースカロライナ州のログハウスに住み、ハリウッドからもSNSからも距離を置き、近くにある演技学校で生徒たちに演技を教える日々を過ごしているのではないだろうか。

グリーン先生役で人気者!アンソニー・エドワーズ(グース役)

 主人公マーヴェリックの親友グースを演じたアンソニー・エドワーズは『トップガン』の後、ドラマ「ER 緊急救命室」(1994~2008)のグリーン先生役で人気者になり、その後も途切れなく演技活動を続けている。現在は、ニューヨークで舞台に主演中。ローラ・ペルズ・シアターで、本年9月20日から11月17日まで上演されている、ミーガン・ケネディ作、トニー賞受賞歴のあるデヴィッド・クローマー演出の舞台「ザ・カウンター(原題)/The Counter」で、主人公ポールを演じており、ドラマ「ライフ・アンド・ベス」のスザンナ・フラッドと共演。小さな街のダイナーのカウンター席で出会った、常連客とウェイトレスの物語を繰り広げている。

 また、2022年には人気ドラマ「ウォーキング・デッド」のスピンオフ・ミニシリーズ「テイルズ・オブ・ザ・ウォーキング・デッド」の第4話「エイミーとエヴェレット博士」に出演。「ウォーカーは人類の進化の次の段階だ」と考える、ちょっと変わり者の科学者エヴェレット博士を演じ、相変わらずの芸達者ぶりを披露してくれた。

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ロマコメ復帰!メグ・ライアン(キャロル役)

久々の新作が公開されたことも話題にメグ・ライアン Axelle / Bauer-Griffin / FilmMagic / Getty Images

 グースの妻キャロルを演じ、後にロマンチックコメディの女王としてブレイクしたメグ・ライアンは、新作映画『ホワット・ハプンズ・レイター(原題) / What Happens Later』で、久々にこのジャンルに復帰。この映画では、彼女自身が主演だけでなく監督と共同脚本を担当した。相手役は、人気ドラマ「Xーファイル」のモルダー役でおなじみのデヴィッド・ドゥカブニー。かつて恋人だった2人が空港で数年ぶりに再会、雪のため飛行機が欠航して空港で一晩過ごすことになり……というストーリーだ。本作は昨年11月に全米公開されており、日本でも早く公開・配信してほしい。

 メグは仕事だけでなく、子供たちとの時間も楽しんでいる様子。この10月13日には、2歳の頃に中国から養子に迎えられ、今は20歳の大学生になった娘デイジーと、一緒にニューヨークで散歩しているところを、パパラッチされている。また、元夫デニス・クエイドとの間の息子、ジャック・クエイドは人気ドラマ「ザ・ボーイズ」で主演を務めるなど俳優として活躍中。メグはインタビューで「ジャックは、私よりもずっとナチュラルに演技している」と彼の演技を絶賛。さらに「私には素晴らしい子供が2人いる。彼らといると楽しくて、本当の喜びを感じる」と語っている。

 現役バリバリのトム・クルーズを筆頭に『トップガン』のキャストたちは、それぞれの充実した道を歩んでいる様子。彼らの現在を思いながら『トップガン』を見るのも一興だ。(文・平沢薫)

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