窪田正孝、山田孝之からオファー受け『聖☆おにいさん』出演
窪田正孝が21日、都内で行われた『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』(12月20日公開)の完成報告会に登壇。窪田の出演は山田孝之からのオファーによるものだったことが明かされた。この日は主演の松山ケンイチ、染谷将太をはじめ岩田剛典、勝地涼、白石麻衣、川口春奈、山田孝之、藤原竜也、福田雄一監督も来場した。
原作は、神の子イエスと悟りを開いたブッダが下界でバカンスを満喫する日常を描き、アニメ、ドラマ化もされた中村光の漫画「聖☆おにいさん」。映画版では、中村が映画のために描いた長編エピソード「スクリーンへの長い途(みち)」を基に、神や仏、天使、悪魔が入り乱れるストーリーが展開する。
煩悩の化身である魔神・マーラを演じる窪田は「この作品ではマーラという役をやっています。簡単に言うと、ブッダの悟りの邪魔をする人です」と役を紹介し、「この作品は福田さんと(山田)孝之くんが土台を作ってくれて、そこに松山さんと染将がのっかって、それが大きな船になって、この映画ができたと思います」と見解を示す。そして「本当にあっという間の90分だと思います。多分見終わった後、何も残らないんだけど笑えることだけは確実です。こんな笑いにシビアな作品を作れるのは日本だけだと思うので、ぜひ皆さん大笑いして観てください」と呼びかけた。
オファーは山田からもらったそうで、窪田は「企画書をいただいて、2~3日後に孝之くんからメールをもらって『温度感はどんな感じ?』と言われたんですけど、連絡をいただく前から『聖☆おにいさん』は知っていて漫画もドラマも観ていたので、純粋に感覚で『やりたい!』しかなかったです。『やります』とメールで返しました」と当時の様子を伝えた。
MCから「どういう風に声をかけたんですか?」と問われた山田は「いや、声をかけたんじゃなくて正式にオファーをしてますよ。メールでオファーをするのは福田監督ぐらいなので。僕はちゃんとやっています」と正式な企画書を出したことを強調。メールは「感触的にアリなのか、ナシなのかくらいは聞いていいのかな?」と思って送ったという。
ちなみに、山田自身の出演においては「する気はなかったんですけど、プロデューサー陣と話していたら『出ます? 出た方がいいんじゃないですか?』となったので、「じゃあ“A”か“布団の声”かどっちかで…みたいな感じで」と謎の声を担当していることを明かしていた。(錦怜那)