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西畑大吾「新・暴れん坊将軍」吉宗の嫡男・家重役に決定 初のまげ姿&利き手封印 レイピアの殺陣に挑む

「新・暴れん坊将軍」家重役の西畑大吾と吉宗役の松平健
「新・暴れん坊将軍」家重役の西畑大吾と吉宗役の松平健 - (c)テレビ朝日

 なにわ男子西畑大吾が、松平健主演の人気時代劇シリーズが17年ぶりに復活を遂げる、テレビ朝日ドラマプレミアム「新・暴れん坊将軍」(2025年1月4日・よる9時~)で、主人公・徳川吉宗(松平)の嫡男・家重役を務めることが明らかになった。初のまげ姿を披露し、利き手ではない左腕で洋剣“レイピア”を操る難役に挑む。

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 1978年から2003年にかけて放送された「暴れん坊将軍」は、八代将軍・徳川吉宗が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助(通称・新さん)として庶民の暮らしにまぎれながら、江戸にはびこる悪を討つ痛快時代劇シリーズ。17年ぶりの新作となる「新・暴れん坊将軍」では、映画『クローズZERO』などの三池崇史が監督、大河ドラマ「青天を衝け」の大森美香が脚本を担当。吉宗の治世となってから二十有余年を経た江戸を舞台に、世継ぎ問題に揺れる吉宗と江戸城内の人間模様、さらには城下町で起こる陰謀渦巻く難事件を描く。

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 西畑が演じる家重は、病により右腕が動かず、言葉を滑らかに話すことができないという役柄。自身の体や会話がままならぬもどかしさから別邸にこもりがちで政治にも関心を見せず、城内では文武両道の次男を後継に推す声が上がっており、吉宗も継嗣問題に頭を悩ませている。

 そんなある日、新之助となって町に出た吉宗は、ある騒動に遭遇し、洋剣“レイピア”を自在に操る男と出会う。べらんめえ口調で商家の三男坊“徳長福太郎(とくなが・とみたろう)”を名乗るその男こそ、ほかならぬ家重だった。まさか息子が、自分と同じくこっそりと城を抜け出して庶民と交流し、刀を握ることすらかなわないはずが、しなやかな身のこなしでならず者たちをなぎ倒し、流ちょうに江戸言葉を話す。にわかには信じられない事態に吉宗も衝撃を受けることに。吉宗と家重の間に横たわる深く切ない確執が大きな波乱を生み、やがて将軍家に恐ろしい陰謀が迫る。

家重役の西畑大吾

 「必殺仕事人」(2022年/テレビ朝日・朝日放送)で時代劇を経験し、その際は少年絵師にふんした西畑だが、本作では将軍家の世継ぎ役に挑戦。「松平さん演じる吉宗の嫡男に選ばれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。でも、長く愛されてきた歴史ある作品に加わることができ、とても嬉しいです」と心境を明かす。

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 初のまげ姿にも挑み「羽二重(かつらの下地となる布)をつけることで、気が引き締まるんです。特に早朝の撮影だと、目がパッと開く気がして助かっています」と気合十分。殺陣のシーンでは、左腕で剣を操ることに「利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初は不安でした」とクランクイン前は戸惑いも。そんなとき、松平の迫力あふれる殺陣に圧倒され「自分も食らいついていかなければ」と奮起。普段の生活でも左手を意識して使うなどして地道にトレーニングを重ね「家重なりの戦い方」を見せるべく励む。

 松平とは本作が初共演となり「ひと言ひと言に重みがあり、長年、吉宗を演じてきた歴史を感じさせるお芝居をされる。僕もついていかないと、という気持ちです」という西畑。「家重は身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます」と全身全霊で役と向き合う。

 そんな西畑の演技について、松平は「西畑さんは品を感じさせる佇まいで家重役にピッタリ。福太郎として町に出たときのメリハリのきいた演技も素晴らしく、フレッシュな風を作品に吹き込んでくださっています」と太鼓判。「左腕の殺陣も、お見事のひと言。真摯に難役に挑んでくれて、まさに“余は今、うれしくてたまらぬ”といった感じです」と劇中のセリフを引用しつつ、父親目線でたたえている。(編集部・入倉功一)

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西畑大吾(徳川家重/徳長福太郎役)コメント

ーーオファーを受けたときのお気持ちを教えてください
まさか、松平健さん演じる吉宗の嫡男に選ばれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。長く愛されてきた歴史ある作品に加わることができ、とてもうれしいです。
僕が演じる家重は身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます。

ーー主演の松平健さんとは初共演された感想を教えてください
松平さんはひと言ひと言に重みがあり、長年、吉宗を演じてきた歴史を感じさせるお芝居をされます。僕もそれについていかないと、という気持ちで精一杯、頑張っています。

ーーまげ姿を披露するのは初めてとのことですが、いかがですか?
羽二重(かつらの下地となる布)をつけて、時代劇に出演させていただくのは初めてです。最初は塩梅が難しく、「眉毛を上げないで」と注意されることもあって苦労しました。でも、羽二重をつけることで、気が引き締まるんです。特に早朝の撮影だと、目がパッと開く気がして助かっています。

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ーー左手で洋剣を操るという異色の殺陣にも挑まれていますが、いかがですか?
家重はレイピアという洋剣で戦いますが、利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初はとても不安でした。そんなとき、松平さんの殺陣シーンを拝見したら、めちゃくちゃすごくて、ひたすらさすがで…。自分も食らいついていかなければと思い、以来、左手を使うことを意識して生活するようにしました。家重なりの戦い方、家重なりの正義をしっかり見せていきたいですね。

ーー三池崇史監督とも初顔合わせですが、監督の印象はいかがですか?
作品は多々拝見していたので大変光栄だなと思いましたが、三池さんといえばバイオレンス作品ですしコワモテな方ですし、やっぱり最初は「怖そうやなぁ」と思っていました(笑)。でもお話しさせていただいたら、とてもフランクで柔らかい方。現場でも「こういう表情をしてほしい」「この角度の視線がほしい」など、身になるアドバイスをたくさんくださり、本当にありがたいです。

ーー視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします
「暴れん坊将軍」がこんなにもド派手で面白い作品だと知り、その一員になれてうれしく思っています。『暴れん坊将軍』を初めて見る方も、ずっと応援されてきたみなさんも楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひともご覧ください。

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