ジェームズ・ガンに届け!ニンジャバットマン新作、山寺宏一が劇場公開実現へ猛プッシュ「DC作品として誇りに思う」
アニメ 「ニンジャバットマン対ヤクザリーグ」(2025年3月21日国内配信予定)でバットマン役を務める声優・山寺宏一が7日、千葉・幕張メッセで開催中の「東京コミコン2024」にて行われた「バットマン」85周年特別ステージに出席。同作の劇場公開を実現させるため、スタッフ陣と共に新作を猛プッシュした。この日は、監督の水崎淳平と高木真司、脚本の中島かずき、キャラクターデザインの岡崎能士も登場したほか、来日セレブゲストから、「GOTHAM/ゴッサム」のベン・マッケンジーとモリーナ・バッカリンも駆けつけた。
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戦国時代にタイムスリップしたバットマンの戦いを描いた「ニンジャバットマン」(2018)に続く新作では、ゴッサムに無数のヤクザが襲来。戦国から現代に戻ったバットマンの前に、ヤクザと化したグリーン・ランタン、アクアマン、フラッシュたち=ヤクザリーグが立ちはだかる。
バットマン役で続投する山寺は、「この作品は、才能溢れる素晴らしい方々と一緒に作って、世界に誇れる作品だと思っています。3月に配信は決まっていますが、劇場公開は決まってない。ということで、今日は『劇場公開したいキャンペーン』にやってきました」とあいさつ。高木監督も「一応劇場向けの作品ということで作っていたので、配信だと少し画面小さいかなと思ったりもします。山寺さんのおっしゃるように、皆さんのお力でなんとか劇場で観られるような状況になるといいなと思っております」とアピールする。
山寺といえば、『バットマン』シリーズのテレビ放映や、『レゴバットマン ザ・ムービー』(2017)などでバットマンの声を担当してしてきた。中でも「ニンジャバットマン」は山寺にとって特別なようで、「DC作品で、日本で作られています。 そして、バットマンの精神は任侠道にも通じるものがあるということを、今回発見しました。この後のセレブゲスト(ベン&モリーナ)にもぜひ観ていただきたい。DC作品として誇りに思います」と熱く語る。
新作には、大塚明夫、朴路美(※「路」は「王へんに路」)といった豪華声優陣が参加しているが、山寺は「その人たちと戦うのは、骨が折れました」とぶっちゃけ。さらに「というのも、今、僕の足の薬指は折れています。ベッドの角にぶつけて骨折したんです」と衝撃の事実まで明かし、会場を驚かせた。
DCは現在、ジェームズ・ガン&ピーター・サフランによる新生DCユニバースが展開されており、第1弾となるアニメ「クリーチャー・コマンドーズ」が配信されたばかり。「ジェームズ・ガンにも(『ニンジャバットマン』を)観てと言いたいですか?」と質問された水崎監督は、「ジェームズ・ガン監督の作品を観た時に、彼が『ニンジャバットマン』を好きなんじゃないかと思ったんです。『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』でネズミがたくさん登場していて、僕らも猿が集まる作品を作ったので。きっと、今回も大好きになると思いますので、ジェームズ・ガンさん、ここにいらっしゃったらぜひ観ていただきたいなと思っております」と呼びかけていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
「東京コミコン2024」は12月8日まで幕張メッセで開催中