映画『ミステリと言う勿れ』松下洸平&町田啓太、大河の人気者が共演
本日(4日)にフジテレビ土曜プレミアム枠で地上波初放送となる菅田将暉主演の映画『ミステリと言う勿れ』(21時~23時40分・ノーカット)。田村由美の人気漫画を実写化し、2022年のフジテレビ月9枠で放送された連続ドラマの初の映画版となる本作では、昨年の大河ドラマ「光る君へ」でも注目を浴びた人気俳優が名を連ねているのも見どころだ。
「月刊フラワーズ」で2016年に連載がスタートし、累計発行部数1900万部を突破した田村由美の人気作「ミステリと言う勿れ」は、天然パーマのもじゃもじゃ頭がトレードマークの主人公・久能整が、「僕は常々思ってるんですが……」から始まる膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べ、登場人物たちが抱える悩みや事件の謎までも解き明かしていくミステリー。映画版では、原作ファンの間でも人気の高いエピソード、通称“広島編”が描かれる。広島を訪れた整(菅田)が、代々、遺産を巡る争いで死者さえ出るといういわく付きの名家・狩集(かりあつまり)家の遺産相続事件に巻き込まれていく。
映画版のキャストとして原菜乃華、萩原利久、柴咲コウ、鈴木保奈美、滝藤賢一、松坂慶子、松嶋菜々子らが参加。そして、大河ドラマ「光る君へ」でも人気キャラクターとして注目を浴びた松下洸平、町田啓太も参加している。同作では町田が音曲、漢詩、和歌など文化面にも秀でた公卿・藤原公任に、松下が主人公・まひろ(紫式部/吉高由里子)と親密になるオリジナルキャラクターの宋の見習い医師・周明(ヂョウミン)を好演。放送時にはそれぞれSNSを沸かせ、Xトレンド入りしていた。
「光る君へ」では共演シーンがなかった松下と町田だが、『ミステリと言う勿れ』では主人公・整が訪れる名家・狩集家、その関係者として共演。町田が演じるのは、狩集家の遺産相続候補者の1人である理紀之助(りきのすけ)。インテリな見た目で、病院で臨床検査技師として働いている。松下は、狩集家付きの弁護士の孫である車坂朝晴(くるまざか・あさはる)に。弁護士になるために勉強しており、汐路の初恋の相手でもある。なお、朝晴の祖父・車坂義家弁護士を演じる段田安則も「光る君へ」でクレジットの留めに位置する大役・藤原兼家を担った。
そのほか、劇中朗読劇「鬼の集」のナレーションを連続ドラマ版で猫田十朱刑事を演じた松本若菜が担当していたり、お笑い芸人のダンディ坂野がキーパーソンを演じていたりとサプライズも話題を呼んだ。(編集部・石井百合子)