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横浜流星、戦隊シリーズから10年 大河ドラマで緑ベースの衣装に「身が引き締まる思い」

横浜流星
横浜流星

 俳優の横浜流星が5日、浅草ビューホテルで行われた大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」初回パブリックビューイングに小芝風花愛希れいか渡邉斗翔中村蒼と共に出席。完成した初回を鑑賞後「初心に戻れましたし、身が引き締まる思いです」と感無量の様子だった。

「べらぼう」初回は吉原炎上からスタート!場面写真

 大河ドラマ第64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は、喜多川歌麿、葛飾北斎、山東京伝、滝沢馬琴、東洲斎写楽らを世に送り出し、江戸のメディア王として時代の寵児となった蔦屋重三郎(横浜)を主人公にしたストーリー。脚本を大河ドラマ「おんな城主 直虎」、NHKドラマ「大奥」シリーズなどの森下佳子、語りを綾瀬はるかが務める。

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 この日、初回の放送をキャストたちと共に鑑賞した約700人の観客。応募総数は約8000件(1万3000人)、当選倍率は約18倍だった。熱いファンが大きな拍手で迎えるなか、横浜が登場すると「第1話どうでしたか?」と客席に問いかける。

 大きな拍手が巻き起こると横浜は「作品が完成して、無事届けられるのは当たり前のことではないので安堵しています。これから1年間、蔦重の物語が始まります。全力を尽くしますのでよろしくお願いします」と気を引き締めていた。

 さらに横浜は「普段触れてこなかったジャンルの世界観。いまでも蔦重として生きていることが不思議な気持ちなんです」と独特の感覚であることを明かし、「撮影中も感じていたのですが、改めて出来上がった作品を観て、新たな大河ドラマが生まれたなと感じました。合戦はないですが、商売の戦いが繰り広げられる。森下先生が、吉原の光と闇を包み隠さず描いているなか、しっかりとエンタメになっていて、バランスがすごいと思いました」と自信を深めているようだった。

 初回では蔦重が吉原の危機を訴えるために、渡辺謙演じる田沼意次と対峙するシーンもあった。渡辺はいまから38年前の大河ドラマ「独眼竜政宗」(1987年)で大河ドラマ初主演を務めたが、そのときの年齢が現在の横浜と同じだったという縁がある。

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 横浜は、本作の前に渡辺と共演した映画『国宝』(6月6日公開)で、父子役で共演しており「そのとき『自分らしく元気に頑張れ』とアドバイスをいただきました。元気かどうかは分かりませんが、自分らしく作品にこだわって頑張っています」とエピソードを披露。

 さらに横浜は1年以上の長期にわたる撮影について「心構えが違いますが、僕は戦隊もの(『烈車戦隊トッキュウジャー』)で1年間役と向き合って、スタッフさんと共に作品作りをしてきました。そこで芝居の楽しさを知り、この世界で生きていこうと思えたんです」と明かすと「そこから10年越しで、またこういう機会を得ました。そのときのカラーが緑だったのですが、今回の蔦重も緑ベースの衣装。初心に戻れましたし、身が引き締まる思いです」と熱い思いを語っていた。(磯部正和)

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