ディズニー、LA山火事の支援活動に約22億円寄付
米ウォルト・ディズニー・カンパニーは現地時間10日、カリフォルニア州ロサンゼルスで深刻な被害を出している山火事の支援活動および復興活動のため、1500万ドル(約22億円、1ドル150円計算)を寄付すると発表した。
現地時間7日に発生した山火事は、サンタモニカからマリブの高級住宅街に広がり、多くのハリウッドセレブの自宅が全焼した。これまで11名の死亡が確認されており、建物の被害は約1万棟に及ぶ。映画業界でも新作映画・ドラマの撮影が休止、米アカデミー賞のノミネーション発表が延期されるなど影響が出ている。
ディズニーは、現地で必要不可欠なサービスを提供しているアメリカ赤十字、ロサンゼルス消防局財団、ロサンゼルス地域フードバンクなどの重要な団体を支援すると発表。火災の影響を受けた従業員の安全と健康を確保するため、従業員救済基金への追加支援も提供する予定だという。
ボブ・アイガーCEOは、「この悲劇が続く中、ウォルト・ディズニー・カンパニーは、地域社会と従業員を支援し、この信じられないような壊滅的状況から回復し、復興するために協力していくことを約束します」と声明を発表している。「ウォルト・ディズニーは無限の想像力を抱いてロサンゼルスにやってきました。彼がこの地を故郷に選び、夢を追い求め、世界中の多くの人々にとって意味のある素晴らしい物語を生み出しました。復興が必要ないま、強く活気のある地域社会を支援できることを誇りに思います」(編集部・倉本拓弥)