Koki,、3か国で行われた映画撮影振り返る 海外での反応に喜び
女優、モデルのKoki,が25日、都内で行われた映画『TOUCH/タッチ』(公開中)の公開記念舞台あいさつに登壇し、アイスランド、イギリス、日本の3か国で行われた撮影や役づくりを振り返った。この日は本木雅弘、中村雅俊も来場した。
【画像】Koki,&本木雅弘、美しすぎる親子役!舞台挨拶の様子
本作は、オーラフル・ヨーハン・オーラフソンの小説を実写化したラブロマンス。初期の認知症であることが判明したクリストファー(エギル・オラフソン)が、50年前に愛したミコ(Koki,)が突然姿を消してしまった謎を解き明かすため、2020年コロナの世界的流行で国境が封鎖され始める中、アイスランドを出発し、ロンドン・日本を旅しながら彼女の行方を追う。
Koki,は「この映画はわたしにとって宝物のような存在であり、本当に多くのことを学ばせていただいた作品なので、やっと皆様のもとに届いてくれて本当に嬉しいです」と笑顔を見せる。「他のお仕事で海外に行かせていただいたときに、現地のスタッフが『映画観たよ。愛の力や物語のメッセージに感動した』と情熱的にお話してくださったのが嬉しかったです」と反響も伝えた。
撮影を振り返り、Koki,が「愛情深く支えてくださったスタッフの方々は家族のようなチームワークで、監督はものすごく優しくて、スタッフ全員の声を聞いてくださるような方で、監督の優しさや情熱に感動しました」と話すと、本木は「アイスランドの方たちって基本的に穏やかで働き者で、日本人に近しいものがあって馴染みやすかったです」と共感した。
父親の店を手伝う明るい女性だが、言いようのない怒りを押し殺して生きているミコを演じるにあたり、Koki,は「ミコはクリストファーと出会う前は、ありのままの姿を見せることなく、ある意味、演じる自分でいたと思うんですけど、愛する人の優しさに触れることができて、だんだん本当の自分をクリストファーに見せることができたと思います。その心の変化を常に意識して演じていました」と打ち明ける。
本木演じる父親・高橋との芝居については、「ミコと高橋さんの間には大きな愛があったと思うんですけど、ケージの中に閉じ込められていたような部分もあって、イライラだったり、ため込んでいる気持ちもあったと思うので、ピュア、積極的、暗い過去があるなど、いろんな一面を表現できたらいいなと思っていました」と語った。
最後にKoki,は「この映画を観てくださった皆様の心に何かメッセージが残ってくださっていたら嬉しいです」と呼びかけた。(錦怜那)