『キャプテン・アメリカ:BNW』ホワイトハウスは巨大セットで完全再現 尾崎首相役・平岳大も驚く完成度

マーベル・スタジオ劇場公開最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』で日本の尾崎首相を演じた平岳大がインタビューに応じ、ホワイトハウスを完全再現したセットでの撮影秘話、マーベル作品ならではの驚きについて語った。
【動画】『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』最新予告
「キャプテン・アメリカ」シリーズ最新作は、スティーブ・ロジャースから“キャプテン・アメリカ”を継承したサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)が活躍するサスペンス・アクション。アベンジャーズ対立の火種となった「ソコヴィア協定」調印を迫ったサディアス・“サンダーボルト”・ロス(ハリソン・フォード)が米大統領として再登場し、ホワイトハウスも舞台の一部となる。
予告編にも収録されているホワイトハウスでのシーンには、平ふんする尾崎首相も登場する。撮影は米・アトランタで行われており、現場にはホワイトハウスの内部まで再現された巨大なセットが建設されたという。「使っていない部屋は、役者の控え室になっていて、そこにも(装飾品が)しっかり飾ってありました。ハリボテではなく、本物です。すごいなと思いました」と平も驚がくするほどの完成度だ。

ホワイトハウスのセットでは、平とハリソンの共演シーンも撮影された。レジェンド俳優と一対一で芝居ができる貴重な機会を得た平は、ハリソンの演技に終始刺激を受けていたという。「カメラワークだったり、映像としての物語のつくり方を現場の誰よりもわかっている感じがして、『こっちから撮ったから、次はこうだよね』とか、僕が動くと『あぁ、そうそう』と反応したり、僕が新しいことをしようとすると、悪い意味ではなく『さっきの方がいい』と話してくださったり。後からモニターを確認してみると、『(ハリソンの)おっしゃる通りです』みたいなやり取りもありました。それもすごく柔らかくといいますか、孫に手ほどきするような感じで、いい経験になりました」
マーベル作品は、サプライズが漏洩しないように、徹底した情報統制が敷かれている。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』も例外ではない。実際にセットを訪れるまで「誰が出ているかわからない状態」だった平は、撮影現場で初めて共演する俳優を知ったといい、「 朝、メイクアップ用のトレーラーに行ったら『あの人だ! あの俳優も出てるんだ!』みたいなことがありました。驚きましたね(笑)」と笑いながら振り返っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は全国公開中