ハリソン・フォード声優歴40年・村井國夫『キャプテン・アメリカ』で新たな一面に出会い「嬉しかったです」

ハリソン・フォードの吹替を40年近くにわたり担当している俳優・村井國夫が13日、TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(2月14日日米同時公開)ジャパンプレミア舞台あいさつに、溝端淳平、森川智之に加え、お祝いゲストとして駆けつけた百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)と共に登壇。本作で新たなハリソンの魅力と出会えた喜びを語った。
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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作にして、映画『キャプテン・アメリカ』シリーズの第4弾となる本作は、初代キャプテン・アメリカからその名を受け継いだサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)が、あるテロ事件をきっかけに世界中に広がった混乱を収めようと奮闘するサスペンスアクション大作。
ハリソンが演じるサディアス・ロスの声を担当した村井はこの日、登壇時からハイテンション。ハリソンの演技を真似すると「ハリソンさんの声は40年以上前から演じています。最初は『スター・ウォーズ』シリーズ(のハン・ソロ)。そこからずっと彼の声を担当していますが、歳を取ると芝居が変わるので、ついていくのが大変。特に今回は、またこれまでと違った演技だったので、頑張ってついていこうと思いました」とアフレコの感想を述べる。
さらに村井は、本作のハリソンの演技について「これまで、ちょっと茶目っ気があり、少年っぽさを残していたのですが、今回は大統領ということで非常に重厚感があった。謎めいていて、問題も抱えている。ハリソンさんの新しい面が見られる役を演じられて、非常に嬉しかった」と目を輝かせていた。
また森川は『インクレディブル・ハルク』(2008)にも登場しているサミュエル・スターンズの声を担当。「皆さん、サミュエル覚えていますか?」と客席に呼び掛けると「ブルーと呼ばれていた彼を僕がやっていたなんて……。“ここにも森川智之がいた”ってね」と笑顔。さらにトーク中、キャプテン・アメリカの名を受け継いだサムにちなみ「受け継いでもらいたいもの」というテーマが提示されると、「僕はこれまでたくさんMCUキャラクターを演じてきたので、半分ぐらいは受け継いでほしいです」と発言し、会場を笑わせていた。(磯部正和)