奥平大兼&出口夏希W主演「キミスイ」原作・住野よるの青春小説が映画化『か「」く「」し「」ご「」と「』公開決定
奥平大兼と出口夏希のダブル主演で、『君の膵臓をたべたい』の原作でも知られる、住野よるの同名小説を映画化した『か「」く「」し「」ご「」と「』が5月30日より全国公開されることが決定し、ティザービジュアルと特報映像が公開された。共演には、佐野晶哉(Aぇ! group)、菊池日菜子、早瀬憩ら旬の若手俳優が集う。
本作は、“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人の日々を描いた青春ラブストーリー。内気で自分に自信の持てない主人公・京を演じるのは、TBS系・日曜劇場「御上先生」の演技も話題を呼んでいる奥平。底抜けに明るい性格で、ヒロインよりもヒーローになりたいと願うクラスの人気者・三木直子(通称ミッキー)を、映画『赤羽骨子のボディガード』(2024)でも奥平と共演した出口が演じる。
そのほか、体育会系でいつも明るく笑顔な人気者・高崎博文(通称・ヅカ)を演じるのはドラマ「離婚後夜」(テレビ朝日)で初主演も果たした佐野。予測不能な言動でいつもマイペースな黒田文(通称・パラ)役を務めるのは、映画『月の満ち欠け』(2022)で第46回日本アカデミー賞新人賞を受賞した菊池。そして、内気で控えめな性格で、ある日突然学校に来なくなる宮里望愛(通称・エル)を、映画『違国日記』『あのコはだぁれ?』の両作品で第16回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞した早瀬が演じる。
特報映像は、内気な高校生・京(奥平)が、クラスの人気者のミッキー(出口)を思い続けるも「気持ちがみえてしまう」ことで、言葉にできない気持ちを抱えるもどかしさが全面に押し出された仕上がり。エル(早瀬)、パラ(菊池)、ヅカ(佐野)の笑顔も印象的で、5人の若手俳優が演じる青春模様にも期待が膨らむ。
メガホンを取ったのは、今田美桜主演『カランコエの花』(2018)、河合優実らが出演した『少女は卒業しない』(2023)などを手掛けた新進気鋭・中川駿監督。「はじめて原作を読んだとき、今の時代を生きていく上でとても大切なことに気づかせてくれる作品だなと感じました。その大切なメッセージを映画でも表現すべく、そして住野先生の世界を損ねてしまわぬよう、キャスト・スタッフと共に丁寧に作り上げました。若い世代の皆様に、この映画を楽しんで貰えたら嬉しいです」とコメントを寄せている。
また、デビュー作『君の膵臓をたべたい』の映像化も大ヒットとなった住野は、今回の映画化に向けて「まだ完成した映画は観ていないのですが、実はめっちゃ期待しています。この企画はコロナ禍も経て約六年をかけここまでたどり着きました。時間はかかってしまいましたが、時間をかけなければ出会えなかった監督さん、出演者の皆さん、スタッフさん達がおられます。今が最高の時になるよう、僕も出来るだけの尽力をさせてもらいました。何卒よろしくお願いします」と作品への並々ならぬ思いをよせている。(編集部・入倉功一)