八木勇征、マイナス7度の仕事場で涙「勝手に出てくるんです」

　八木勇征（FANTASTICS）が22日、都内で行われた映画『僕らは人生で一回だけ魔法が使える』の公開記念舞台あいさつに、共演した井上祐貴、櫻井海音、椿泰我（IMP.）と共に登壇、劇中の“魔法会議ダンス”を生披露して会場を沸かせた。この日は、木村真人監督、鈴木おさむも来場した。

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　本作は、2024年に放送作家・脚本業を引退した鈴木おさむが原作・脚本を務め、2019年に初演された同名朗読劇を実写映画化した青春ストーリー。ある不思議な言い伝えのある美しい小さな村を舞台に、人生の岐路に立つ、アキト（八木）、ハルヒ（井上）、ナツキ（櫻井）、ユキオ（椿）ら4人の少年たちが悩み、時に激しくぶつかり合いながら成長していくさまを追う。

　鈴木は「地元の南房総を思い描きながら書いていたので、このように映画で皆さんに届けられたのは嬉しいですし、勇征とは勇征がデビューしてから、いろんな形でお仕事をしてきたので、アキト役を勇征にやってもらえたのも非常に嬉しいです」と喜びのコメント。八木も「嬉しいですね。実写化が決まる前から、おさむさんからアキトのイメージは僕だと伝えていただいていたので、朗読劇の時にやってみたいと思っていたんです。それが実写化されるときに夢がかなって、素敵なキャストの皆さんと一緒に作り上げることができたので幸せです」と笑みをこぼした。

　印象的な撮影エピソードを問われた八木は「使い古された仕様の自転車で（ハルヒ役の）祐貴くんと二人乗りをしていたら、すごい錆び錆びで一撃でタイヤが曲がって撮影ができなくなって、スタッフさんが8キロくらい離れた自転車屋さんに行って新品を買ってきてくれました」と思い返して苦笑い。

　また、本作の宣伝コピーにある「この冬、最も泣ける青春感動作」にちなみ、「最近の泣いたエピソード」を尋ねられると、1週間ほど前に気温マイナス7度の環境下で仕事をしたことを明かした八木は、「寒すぎて泣きました。勝手に涙が出てくるんですよ。初めての経験でした」と意外な涙話で会場の笑いを誘う。

　櫻井は「恋愛リアリティショーを観ていてめちゃくちゃ泣きました」と答え、「自分も過去に出ていたことがあって、その時は感動とかあるのかな？　と思っていたんですけど、年を重ねて、人が恋愛しているところを見ると泣いちゃいますね。演出がめちゃくちゃ上手いですよね。恋リアって」と感心。最後はキャスト4人で、アキトたちが魔法会議の場面で踊ったダンスを生披露し、ファンを喜ばせた。（錦怜那）