『スパイダーマン4』全米公開が1週間延期 ノーラン新作との競合避けたか

米ソニー・ピクチャーズが、トム・ホランド主演の映画『スパイダーマン』シリーズ第4弾(タイトル未定)の全米公開日を、2026年7月24日から7月31日に延期したと、Deadlineほか各メディアが報じた。
Varietyは、この変更は、米ユニバーサルが7月17日に公開するクリストファー・ノーラン監督のマット・デイモン主演作『ザ・オデッセイ(原題) / The Odyssey』との競合を避けるためではないかとしている。古代ギリシャの叙事詩「オデュッセイア」に基づいた神話アクションになると言われている『ザ・オデッセイ(原題』には、トム・ホランドとゼンデイヤも出演。また、どちらの作品もIMAXなどの大型スクリーンの上映枠を争うことにもなり、この判断は賢明と言えそうだ。
『スパイダーマン』シリーズ第4作では、前3作品を手がけたジョン・ワッツ監督は続投せず、新たに『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)のデスティン・ダニエル・クレットン監督がメガホンを取る予定。プロデューサーは、エイミー・パスカル(ソニー・ピクチャーズ)とケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ)が引き続き務める。(編集部・入倉功一)