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平野綾&加藤和樹、デュエット生歌唱 美声で観客魅了『ベルばら』世界に誘う

『ベルサイユのばら』歌唱付上映会でデュエットを披露した加藤和樹と平野綾
『ベルサイユのばら』歌唱付上映会でデュエットを披露した加藤和樹と平野綾

 平野綾と加藤和樹が1日、都内で行われた劇場アニメ『ベルサイユのばら』(公開中)のイベント「マリー・アントワネットとフェルゼンの愛の歌唱付上映会」に登壇し、劇中歌4曲を生歌唱、観客を『ベルばら』の世界へと誘った。

【画像】平野綾、美しすぎるドレス姿!フォトギャラリー

 本作は、漫画家・池田理代子の代表作「ベルサイユのばら」の劇場版。男装の麗人オスカル(沢城みゆき)。気高く優美な王妃マリー・アントワネット(平野綾)。オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ(豊永利行)。容姿端麗かつ知性的なスウェーデンの伯爵フェルゼン(加藤和樹)。栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代と運命に翻弄されながらも美しく生きる人々の姿を描く。

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 冒頭、アントワネットのような華やかなドレスをまとった平野は、伸びやかな美声で「Ma vie en Rose(Movie Edit)」を、フェルゼンを思わせる凛々しい姿の加藤は艶っぽい歌声で「Soul to Soul(Movie Edit)」をソロで歌い、観客を魅了する。

 初めて観客の前で本作の楽曲を生歌唱したという平野は「レコーディングの時もものすごく苦戦しましたし、3年ぶりに歌ったので、3年前はどうやって歌ったっけ? というところからはじまりました」と照れ笑い。先日休館に入った、帝国劇場のラスト公演に出演していたという平野は「(加藤と)二人とも出演している日があったので、帝劇の9階で、こっそり練習していました。二人とも別の作品で、その稽古場でやっていた思い出もあった中で、最後は『ベルばら』で終わるんだねって言って……」と裏話も明かすと、加藤も「思い出の稽古場で全然違う歌を……。不思議な感覚でしたね」と笑った。

 デュエットや共演シーンがあった二人だが、レコーディングやアフレコはすべて別録り。しかし、ミュージカルで共演経験があることから、信頼し合って臨んだと振り返る。デュエットは平野が最初に録音したといい、後から加藤の歌声を聞いた平野は「キーたっか! と思って。すごい所に行くな。大変! と思って」と加藤のキーの高さに驚いたことも打ち明ける。

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 一方の加藤は「歌を先に録ったので。フェルゼンのお芝居の声のトーンからの逆算で高めの方がいいのかな?」と収録前に考えたことを話し、「歌声とせりふ(の声)が違い過ぎると誰が歌っているのかわからなくなるので、そこの意識は難しかったです」と“ミュージカルあるある”を告白。一方、アントワネットの年齢や成長による声の変化を加藤から感心された平野は「『一人がやっているって思わなかった』と言われることがあった」と、加藤とは違う意味で“誰が歌っているかわからなかった”というエピソードを紹介して会場の笑いを誘った。

 ラストは「Resonance of Love(フル)」「The Rose of Versailles(Movie Edit)」をスペシャルバージョンでデュエット。観客がペンライトを振る中、アントワネットとフェルゼンのように顔を寄せ合い、時にはすれ違い、離れて歌う平野と加藤。スクリーンにはオスカルなどのアニメーションカットも写され、会場はすっかり『ベルばら』の世界に染まっていた。(錦怜那)

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