乃木坂46・井上和、大河ドラマ初出演「豊臣兄弟!」茶々役に決定「精一杯演じたい」

仲野太賀が主演を務める、NHK大河ドラマ第65作目「豊臣兄弟!」(2026年1月~12月放送予定)の新たな出演者が8日に発表され、乃木坂46の井上和が、秀吉の側室・茶々役で大河ドラマに初出演することが明らかになった。
【画像】乃木坂46・5期生版「セーラームーン」キャラクタービジュアル【19枚】
「豊臣兄弟!」は、天下人の弟・豊臣秀長(仲野)の目線で戦国時代を描く下克上サクセスストーリー。兄・秀吉を池松壮亮が演じ、強い絆で天下統一を成し遂げた豊臣兄弟の物語を紡ぐ。脚本は、ドラマ「半沢直樹」(2013)や連続テレビ小説「おちょやん」(2020)の八津弘幸が手掛け、仲野と池松に加え、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波、小栗旬、宮崎あおい(崎=たつさき)、松下洸平ら豪華キャストが出演する。
浅井長政と織田信長の妹・お市の間に生まれた茶々は、初、江の“浅井三姉妹”の長女。父が信長と対立して敗死した後は、お市が柴田勝家と再婚したことにともない、越前に移る。賤ヶ岳の戦いで勝家が豊臣秀吉に敗れ、お市・勝家が北庄城で自害すると、その庇護下に入り、仇である秀吉の側室となる。
茶々を演じる井上は、2022年に5期生として乃木坂46に加入し、「おひとりさま天国」「チートデイ」「ネーブルオレンジ」で表題曲センターを務めるなど人気メンバーとして活躍。今年、ドラマ「スプリング!」で地上波ドラマ初主演を務めたが、NHKドラマへの出演は今回が初となる。
乃木坂46からは、3期生の久保史緒里が「どうする家康」に出演しており、井上は「画面の中で生きる先輩の姿に、いつか私も同じように活躍したいなと思っていました」と胸中を告白。茶々役に向けて「私はまだ演技経験も浅く、茶々という人物を演じることに対して不安もあるのですが、同時にこのような機会に胸が躍る私もいます。激動の時代を激しく生きたこの茶々という女性の魅力を私なりに引き出せるよう、精一杯演じたいと思います」と意気込みを明かしている。本人コメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
ーーオーディションを経て、茶々役のオファーを受けたときの率直なお気持ちをお願いします。
とても驚きましたし、まだ信じられない気持ちです。
私の所属する乃木坂46の先輩、久保史緒里さんの出演されていた「どうする家康」を視聴者として見ていて、画面の中で生きる先輩の姿に、いつか私も同じように活躍したいなと思っていました。
今回、オーディションを受けさせていただけることがまずは嬉しくて、とにかくオーディションに真摯に向き合おうという気持ちで挑みました。
そんな中でこうして選んでいただけたことが本当に光栄ですし、刺激的な日々を過ごせるのではないかと今からとてもわくわくしています。
新たな挑戦への不安もありますが、それ以上に選んでいただけたことへの感謝や、それに応えられるようにがんばりたいという気持ちが大きいです。
ーー茶々を演じるにあたっての意気込みをお願いします。
私は最初、茶々という人物に対して、気の強い女性という印象が強かったです。しかし調べていくうちに、実は自分の大切な人のために最善の策を取ろうと強く立ち続けた女性なのだと知りました。
そんな茶々を過去にたくさんの素晴らしい役者さんが演じられてきた結果、より魅力的で印象の強い人物となったんだと思います。
私はまだ演技経験も浅く、茶々という人物を演じることに対して不安もあるのですが、同時にこのような機会に胸が躍る私もいます。
激動の時代を激しく生きたこの茶々という女性の魅力を私なりに引き出せるよう、精一杯演じたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
ーー茶々にゆかりの深い福井県の皆さんに向けてメッセージをいただけると幸いです。
茶々を演じます、乃木坂46の井上和です。織田信長を伯父にもつ浅井三姉妹の中で、最も母・市に似ていたのが茶々ではないかと言われていると聞きました。特に越前での時間は、茶々の過酷な人生の中でも、とても強く関係している気がします。茶々の心情の変化や思いを福井県の皆様に見守っていただけたら心強いです!