『キングダム・オブ・ヘブン』特集

2005年10月15日

4月13日夜､『キングダム･オブ･ヘブン』のジャパン･プレミアが開催されました｡登壇したオーランドとファンの歓迎ぶりをレポートします｡

■最悪の天候に

『キングダム・オブ・ヘブン』のプロモーションで来日中のオーランド・ブルーム、リドリー・スコット監督とヒロインのエヴァ・グリーンが参加したジャパンプレミアが、13日の夜にVIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズで開催された。当初は晩餐会形式のプレミアが予定されていたが、急きょ劇場前のレッドカーペットと舞台あいさつのみのイベントに切り替わった。さらに朝から雨が降り止まないという最悪の天候にもかかわらず、今ハリウッドで人気ナンバーワンのオーランド・ブルームと、新星エヴァ・グリーン、さらに巨匠リドリー・スコットをひと目見ようと大勢のファンが詰め掛けた。

■報道陣がファンをじゃまする

劇場前の屋外スペースにレッドカーペットが敷かれ、取材陣やファンが集まりだすと、天に願いが通じたのか不思議と雨が止んだ。この日は4月にしては肌寒かったが、もうすぐ生オーランドに会えるとあって現場は熱気がムンムン。しかし、そこで問題発生！スペースが狭いため、レッドカーペット沿いに取材陣が配置され、そのすぐ後ろにファンが立つことになってしまった。大きなＴＶカメラがファンの前に立ちはだかり、ファンにはオーランドがまったく見えなくなる。「見えなーい！」とファンの声があがり、一時現場は混乱状態になった。

■ついにオーランド登場

待つこと1時間。黒で統一された正装姿のゲスト3人が登場すると、現場はフラッシュとかけ声の嵐！　オーランドは取材陣からのインタビューに応じながら「I Can See You!!」と叫ぶファンの声が聞こえると、一生懸命に手を高く上げて手を振ってみせた。（その度に、シャツの端がめくれ、わき腹が見えファンは大興奮）握手やサインを求める声も飛び交うが、あと数十センチというところでオーランドには触れられない。

■リドリー・スコットもご満悦

このすさまじい"オーリー・コール"にさすがのリドリー・スコット監督もいつもの厳しい表情が崩れ、微笑みを浮かべてご機嫌そうだった。一方のエヴァは、オーランドがファンサービスをしている最中カメラマンに大サービス。アルマーニのモデルを務めただけのことはある、さすがのポージングを披露していた。

■オーランドのキスにファン絶叫

およそ10分間のレッドカーペットでのファンサービスを終え、いざ舞台あいさつ会場へ。映画の編集作業が遅れたため、完成作品が上映されるのは日本で初めてという記念すべき試写会。花束贈呈にはオーランドの大ファンだという女優の田丸麻紀が登場し、オーリーがキスのあいさつをすると会場中が絶叫！　田丸は「悪気はないんです」とファンに謝りつつも「ハッピーで眠れないかもしれません」と正直な感想を述べていた。こちらも10分間のあいさつを終えると、オーランドはファンに投げキスをしながら会場を後にした。

■やさしい通訳さん

今回のプレミアでは、生オーランドの姿を見られたのは、ほんのわずかな時間だけだった上に、握手やサインも思うようにしてもらえないファンが続出。それでもオーランドを始めゲストたちは終始、笑顔でファンも大満足だったようだ。また、レッドカーペット沿いでオーランドのサインを求め悲痛の叫びを上げていたファンの中には、オーランドの通訳から「私が頼んであげる」と手助けをしてもらったラッキーなファンもいた。今回の来日で自身の驚異的な人気を体感したオーランド。また近いうちに来日してくれることは間違いないだろう。

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