『イン・ハー・シューズ』特集 2005年10月12日 フリーターの妹マギーと、キャリアウーマンの姉ローズ。一見正反対の2人だが、お互い自分の人生に満足できず悩んでいた。そんな2人がやがて、自分の人生を見つめ直し、驚くべき進化を遂げることになる。マギーとローズの自己実現への道を、一緒に歩いてみませんか？ 姉ローズの家に転がり込み、居候をしていたマギー。いつまでもふらふらとして、いいかげんな生活をしている自分に苛立ちを感じる今日この頃。そんな甘ったれた根性を正すには、まずは家を出て自活するしかない！ 自活の第一歩は、働くこと。自分のルックスを生かし、女優にでもなろうかと無謀な計画を立てるが、贅沢は言わず自分に出来る仕事をするマギー。しかしどうにも長続きせず……。 再び行き詰まってしまったマギーは、自分探しの旅に出ることを決意する。「自分は一体何者なのか？」という疑問を胸に、音信不通状態だった祖母の元を訪ねる。そこで幼いときに死に別れた母のことや、家族の絆の大切さを再認識する。 マギーは難読症だというコンプレックスがあるために、自分に自信を持てないでいた。そんなとき老人ホームに住む元教授が、マギーに本を読んでほしいと頼んできた。ゆっくりと丁寧に読むマギー。やっとのことで読み終わったとき、今まで感じたことのないほどの達成感と自信を得ることが出来た。 自分に自信を持ったことで世界が開けたマギーは、次第に自分の隠れた才能に気づき始める。そして自分を必要としてくれる誰かがいることにも気づき、誰かのために生きることの素晴らしさを知ることになる。 弁護士のローズは、バリバリのキャリアウーマンとして仕事漬けの日々をおくっている。しかしある事件をきっかけに、上司との恋愛も仕事にもすべてに嫌気がさしてしまう。そして、突如として「仕事を辞めよう」と決意する。 今までの仕事は辞めたものの、とりあえず適当な仕事を見つけたローズ。仕事ばかりにかまけていた日々を捨て、自分の時間を取り戻したローズは、次第に、心の余裕を取り戻していく。 そんなローズにある男性が現れる。元同僚で、いままで男として意識したことなど1度もない相手だ。温かい彼のやさしさに癒されている自分に気が付いたローズは、試しに付き合ってみることに……。 とりあえず始めた仕事が思いのほか楽しく、やりがいも見出し始めたローズ。心の平穏を取り戻したローズは、生き生きと輝く人生の素晴らしさを実感！ あまりの充実感に、雄たけびを上げてしまうことも。 仕事も恋人も手に入れ、やっと自分の人生を見つけたローズ。しかし恋人は「君は心を開いてくれない」と寂しそうに訴える。ローズに足りないもうもう1つの勇気、それが「愛する人に心を開くこと」。あるがままの自分をさらけ出したとき、本物の愛を手に入れることが出来る。 ADVERTISEMENT
