『イン・ハー・シューズ』は来年の第78回アカデミー賞候補として有力視されている話題作。それもそのはず、この作品にかかわっているスタッフとキャストは、オスカー受賞者やノミネート経験者が勢ぞろい。いったいどのくらいすごい人たちが集結しているのかをご紹介するとともに、われらがキャメロン・ディアスが主演女優賞を受賞する可能性も……。1月31日のアカデミー賞ノミネーションリスト発表が待ちきれない!!
キャメロンが主演女優賞を受賞する可能性
本作でキャメロンは、“演技派キャメロン”の地位を確実にしたと言っていい。何度も涙がこぼれてしまう、真に迫る演技の数々を見せてくれた。そんなキャメロンだからこそ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされる可能性がささやかれ始めている……。
最近のアカデミー賞の傾向を見ると、ラブコメを中心に活躍していた若い女優が、シリアスな作品や文芸作品に出演するとアカデミー賞主演女優主を受賞する可能性が高い。ラブコメとシリアスな演技のギャップの大きさがその演技力を際立たせ、その演技力が目につきやすいからでもある。また、アカデミー協会が年齢に関係なく、正当に演技力を評価するという傾向になってきているのも事実。
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最近の主演女優賞の顔ぶれを見てみよう。1999年には『恋に落ちたシェークスピア』のグウィネス・パルトロー、2001年には『エリン・ブロコビッチ』のジュリア・ロバーツ、2002年には『チョコレート』のハル・ベリー、2003年には『めぐりあう時間たち』のニコール・キッドマン、2004年には『モンスター』のシャーリーズ・セロンといった具合にファッション・アイコンの華やかな女優たちが受賞している。
ラブコメ女優と言えば、キャメロンという名前がすぐに挙がるほど、キャメロンはラブコメ女優として定着したキャリアを持っている。しかも、そのセンスのよしあしについては別として(ページ一番下のコラム参照)ファッションアイコンであることは間違いない。そこへ、持って来て今回の演技力だ。これは、かなり近づいているのでは?と予想するのは強引すぎる?
第78回アカデミー賞のノミネート者の発表は1月31日、アカデミー賞授賞式は3月5日。今年のオスカーナイトで、キャメロンの晴れやかな笑顔が見られる可能性は高い!
スタッフ&キャストにはアカデミー賞の常連たちが勢ぞろい
ずらり並んだハリウッド有数の映画人たち。これだけの実力者たちがそろったからこそ、『イン・ハー・シューズ』が珠玉の感動作になったのだということが証明された。
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『L.A.コンフィデンシャル』は脚色賞
カーティス・ハンソン監督
監督のカーティス・ハンソンは、ニコラス・ケイジ主演の『アダプテーション』や、エミネム主演の『8Mile』などアカデミー賞で話題となった作品を監督した名監督。さらに1997年のアカデミー賞では自身が監督、脚本、製作を務めた『L.A.コンフィデンシャル』で、みごと脚色賞を受賞している! |
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『エリン・ブロコビッチ』の脚本家
スザンナ・グラント
本作でジェニファー・ウェイナーの同名小説を、みごと映画の脚本として完成させたスザンナ・グラント。彼女は2000年のアカデミー賞で5部門にノミネートされた『エリン・ブロコビッチ』の脚本を担当。自身もノミネートされた結果、ジュリア・ロバーツが初の主演女優賞に輝いた。 |
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『愛と追憶の日々』で主演女優賞を受賞
シャーリー・マクレーン
本作でひときわ重厚な輝きを放ち、作品に深みを与えているシャーリー・マクレーン。いわずと知れた往年の大女優で、あのオードリー・ヘプバーンやフランク・シナトラと共演した経験を持つ貴重な女優。もちろん1983年に『愛と追憶の日々』で主演女優賞を受賞しており、そのほかにも4度主演女優賞にノミネートされた正真正銘のオスカー女優だ。 |
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『シックス・センス』で助演女優賞にノミネート
トニ・コレット
本作ではキャメロン演じるマギーの姉役のほか、製作総指揮も務めたトニ・コレット。演技派として知られるトニも、アカデミー賞との関わりは深い。1999年に大ヒットした、ブルース・ウィリスと名子役ハーレイ・ジョエル・オスメント主演作『シックス・センス』で助演女優賞にノミネートされている。 |
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ゴールデン・グローブ賞のノミネートは常連
キャメロン・ディアス
主演のキャメロン・ディアスは、アカデミー賞のノミネート経験こそないものの、アカデミー賞に匹敵するほど権威のあるゴールデン・グローブ賞には毎年のようにノミネートされている。『メリーに首ったけ』『マルコヴィッチの穴』『バニラ・スカイ』『ギャング・オブ・ニューヨーク』など、確実に演技派の道を歩んでいる。 |
キャメロン・ディアスは、自分自身でファッションをコーディネートすることでも有名なのだが、その評判はイマイチ。髪型をいろいろと変えたりユニークなドレスを着たり、かなり頑張っているのだが、毎回メディアにけちょん、けちょんにこきおろされ、いろいろな雑誌でワースト・ドレッサー賞の称号をほしいままに(?)している。特に2002年のシルク素材に大きなボタンの花をしあらったユニークなドレスは「きんぎょ」と言われたり散々だった。
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