2001年の映画『ムーラン・ルージュ』以来、映画『シカゴ』『恋は邪魔者』などが次々とヒットが生まれ、ミュージカル映画のブームが起きています。注目してほしいのは、これらの作品に出演しているスターたちは本当に歌っているということ! 俳優なのに歌手顔負けの歌声を披露しているのです。スターたるもの、演技力だけでなく歌唱力も抜群なんですね。そんな天から二物を与えられ、歌わずにはいられないスターたちを紹介します! |
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おしゃれセレブの代表格であり、オスカー女優でもあるグウィネス。美ぼうと才能を兼ね備えた才色兼備の彼女ですが、さらにもう1つの才能があります。それが歌です! ミュージカル映画にこそ出演していませんが、ちょこちょこ出演作で歌っちゃっています。
19世紀のイギリスを舞台にした映画『Emma エマ』では、貴族のご令嬢ということで、ピアノを弾きながら歌声を披露。本当にピアノを弾いていたかは定かではありませんが、歌声は本物です。小鳥のさえずりのようなかわいらしい歌声で、当時付き合っていたブラピもメロメロだったとか。
ブラピとの婚約解消とともに共演がキャンセルになったことで知られている、いわく付きの映画『デュエット』。この作品ではカラオケ好きのイケイケ女子としてがっつり美声をアピール。実は映画の監督はグウィネスのパパということで、身内のよしみで歌わせてもらえたなんてうわさもちらほら。でも、ステージ上でスポットを浴びながら歌う姿は歌手そのもの!
劇中以外でも、シンガー・ソングライターのシェリル・クロウのアルバムにコーラスとして参加するなど、その歌唱力は折り紙付きです。
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Kevin Mazur Archive/Wireimage.com
演技力、歌唱力、そしてイケてる元彼氏 |
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出演作のほぼすべてで歌っているのでは? というのがユアン。主演した『ムーラン・ルージュ』『恋は邪魔者』などのミュージカル映画はもちろん、『Emma エマ』『ミス・ポター』などでも、なぜか歌うシーンがあるのです。
そんな歌好きのユアンが最高に楽しそうに歌っているのが、映画『ベルベット・ゴールドマイン』でミュージシャンにふんしていたとき。アイラインをガンガンに入れ、ド派手なグリッターファッションに身を包んだグラムロッカーをノリノリで演じたユアン。歌いながら、裸上等! 下半身丸出し全然オッケー! のヌードショーを繰り広げました。途中から陶酔し切ってしまい、歌なんてお構いなし状態になってしまいますが、それもこれもミュージシャンに成り切っているからこそ!
どんなジャンルの歌も難なくこなしてしまうユアンは、俳優にしておくのがもったいないほどです。どこでそのテクを培ってきたのかというと、その秘密はデビュー前にありました。実はユアンは、ジョセフ・ファインズ、ダニエル・クレイグ、オーランド・ブルームなどが卒業したことでも知られるギルドホール音楽演劇学校の出身。きっとここで演劇だけでなく音楽の才能も磨いたんですね。
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Jeffrey Mayer/Wireimage.com
お化粧してみました。僕ってきれい? |
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ミュージカル映画ブームの火付け役とも言うべき映画、『ムーラン・ルージュ』で美声の持ち主であることを世に知らしめたニコール。高級娼婦にふんしたニコールは、セクシーなキンキラ衣裳でなまめかしい魅力を存分に発揮。しかし、それだけではとどまらず、歌も吹き替えなしで数々のヒット曲をカバーしてしまいました。ときに高く、ときに低いという特徴的な声で、その完ぺきな外見と相まって一度聞いたら忘れられません。特にラストシーンで彼に“戻ってきて……”と涙ながらに訴えるときの歌は最高です! あまりに一生懸命に歌いすぎて、途中声がかれてしまうほど。そのかすれっぷりも、本気で歌っている感が伝わってきてGOOD! この驚きの才能には、共演者であり歌がうまいことで知られるユアンもびっくり。一気に意気投合してしまったとか。
歌が上手いことが判明したニコールは、その後歌う仕事が増えました。映画『ハッピー フィート』で吹き替えに挑戦したときも、マドンナのモノマをしつつ歌うというお笑い芸人も真っ青な上級テクを披露してくれました。 |
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Dave Hogan/Getty Images
ゾッコンです! |
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今ではすっかり俳優ジョニーですが、最初はミュージシャンでした。しかもジャンルはバリバリのロック。“ザ・キッズ”というバンドでギタリストとして活動していましたが、20歳のときロサンゼルスに移住し、バンドは“シックス・ガン・メソッド”に改名しますがしばらくして解散。
リバー・フェニックスが麻薬の大量摂取で亡くなった場所として有名な、“バイパールーム”というロッククラブを友人と共同経営していたこともあるジョニー。音楽とは切っても切れない関係にあるようで、俳優としてキャリアを築き始めますが、趣味の一環程度に細々と音楽活動をしていました。映画『ショコラ』では得意のギターをかき鳴らし、『レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード』では、バンドグループ“TONTO'S GIANT NUTS”のメンバーとして映画のサウンド・トラックに参加。さらには動物愛護団体のチャリティーCDで伝説のパンクロッカーであるイギー・ポップとコラボしています。
そんな彼が初めて本格的なミュージカルに挑戦したのが、最新作映画『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』。ミュージカルなので話すシーンも歌いながら話すなど、かなり本気で歌っています。ヘレナ・ボナム=カーターやアラン・リックマンとの歌の掛け合いは圧巻です! そんな本気のジョニーを、ぜひ劇場の大スクリーンと大音響でお楽しみあれ!
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マジで聴いてくれ! |
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文・構成:シネマトゥデイ編集部 |
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