いよいよ夏がやってきます! 夏といえば海! 海といえばサーフィン! というのはもうお決まりです。今週末公開される夏にうってつけの青春映画『ブルー・ブルー・ブルー』にちなんで、いろいろなタイプのサーフィン映画をチェックしてみましょう。 |
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2人のサーファー、マイク・ヒンソンとロバート・オーガストと、カメラを持ったブルース・ブラウンは、“終りなき夏”と極上の波を求めてカリフォルニアを飛び出した。まずは、西アフリカへ。白人を見るのも初めてという現地の人々と、サーフィンを通じて難なく打ち解ける3人。行き着いた先ですぐに友だちを作るフレンドリーな彼らの旅は、世界中のさまざまな波を渡り歩きながら続いていくのだった……。
サーフィン・ドキュメンタリー映画の先駆けにして伝説的なこの作品は、2人のサーファーが最高の波を求めて世界を旅するドキュメンタリーです。この後に続編が何本も作られているこの作品が、現代のサブカルチャーに及ぼした影響は絶大です。ひたすら世界各地での波乗りシーンが映されていくのですが、ボーッと見入っているうちにまるで自分も波に乗っているかのような感覚に。美しくワイルドなサーフ・シーンとユーモアのバランスが気持ち良い、リラックスできる一本です。 | |
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| ※写真はイメージです Handout / Getty Images |
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1960年代初め、カリフォルニアの海辺の町に暮らすマット(ジャン=マイケル・ヴィンセント)、ジャック(ウィリアム・カット)、リロイ(ゲイリー・ビューシイ)たちは、水曜日にやってくるという大波“ビッグ・ウェンズデー”に挑戦することを夢みて、サーフィン三昧の青春を謳歌(おうか)していた。そんな彼らにも、ベトナム戦争への徴兵令状が来る。仲間たちがこぞって徴兵を逃れようとする中、ジャックは自らベトナムへ赴いた。時は過ぎ1970年代。ジャックはベトナムから帰還し、仲間の一人は戦死した。そして、かつては最高のサーファーとして名をはせたマットは、サーファーの間では今やもう過去の人となっていた。そんなあるとき、あの伝説の大波がやってくるという知らせが舞い込んだ。待ちに待ったビッグ・ウェンズデーを前に、マット、ジャック、リロイの3人は再び心を合わせ、波に挑むのだった……。
サーフィンをテーマにした劇映画といえばこの作品。カリフォルニアを舞台に、3人のサーファーの1962年から1974年までの12年間をたどった本作は、筋金入りのサーファーだったという監督ジョン・ミリアスの半自伝的青春映画です。ハワイで撮影されたというラストの伝説の大波のシーンは、スタントなしの俳優ガチ乗りだそう。パーティーでのどんちゃん騒ぎや、徴兵逃れのための珍作戦など、ちゃめっ気たっぷりのお楽しみも満載。笑えて泣けて、迫力の大自然も楽しめるぜいたくな一本です。
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| 『ビッグ・ウェンズデー』 Ernst Haas / Getty Images |
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子どものころから天才サーファーといわれてきたアン(ケイト・ボスワース)。世界最高の大会“パイプライン・マスターズ”に出場するために猛練習に励む彼女だったが、ある大会で経験した大事故の恐怖を克服できず、思うようなライディングができずにいた。そんな中、アンはフットボール選手のマット(マシュー・ディヴィス)と出会い恋に落ちる。恋のときめきに夢中になり、次第にサーフィンへの思いが薄れていくアンだったが、大会は日に日に近づいてきて……。
こちらの舞台は、サーファーの聖地といわれるハワイのオワフ島です。ただいま公開中の映画『ラスベガスをぶっつぶせ』にも出演している気鋭の女優、ケイト・ボスワースの出世作であるこの作品。これには有名なプロサーファーがこぞって出演しており、本格的な迫力のライディングを楽しませてくれます。アンの親友役のサノー・レイクも、ハワイ出身のプロサーファーです。恋に浮かれサーフィンそっちのけになっていくアンを心配し、苦い気持ちで見守る親友を、近ごろではすっかりお騒がせ女優になってしまったミッシェル・ロドリゲスが好演しているのにも注目! スカッとしたいときにおすすめの一本です。※タイトルにはリンクが貼られています | |
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| アロハ! ケイト・ボスワース Steve Granitz / wireimage.com |
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ワールドチャンピオンを目指してサーフィンに明け暮れる日々を送る17歳のジェシー(ラクラン・ブキャナン)は、大きな大会への切符を逃しクサっていた。そんな彼を見かねた仲間たちがジェシーあこがれの女の子も誘って計画したのが、親に内緒の週末旅行。サーフィンなんてやったこともないジェシーの弟、真っ白なお肌のファーガスも連れて車を出した一同は、海辺にテントを張ってキャンプファイアーをすることに。酒、マリファナ、初めてのセックス、そしてやけっぱちの大ゲンカ、とにぎやかな夜を過ごし、翌朝は最高のサーフィンを満喫する彼らだったが、ジェシーとファーガスの腹違いの兄、ヴィクターと仲間たちが現れてから事態は一変し……。
オーストラリアのニューカッスルという港町に暮らす少年たちの青春を描いたこの作品。 有名なサーフィン・ブランド「クイックシルバー」のビデオを多く手掛けてきたティム・ボニーソンによる臨場感たっぷりのサーフィンシーンはもちろん、そろいもそろったイケメンたちやオーストラリアの美しい自然など、見どころがいっぱいです。ライフセーバーをしていたこともあるというジェシー役のラクラン・ブキャナンと、実際にプロサーファーとして活躍しているアンディ役のカーク・ジェンキンスが来日したときの様子はこちら。この夏、友だちを誘ってワイワイ観にいくのに最適の一本です。 | |
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| 『ブルー・ブルー・ブルー』 (C) 2007 Film Finance Corporation
Australia Limited, 3DAP Japan LLC, | | |
| 文・構成:シネマトゥデイ編集部
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