4つのエレメントを自在に操る「アバター」として、世界を救う最後の希望であるアン。彼が水の国で、火の国の戦士たちと激しい攻防を繰り広げるシーンでは、アンの優れた戦闘能力がバッチリ確認できる。アンの手にかかれば、水でさえも強大な武器となりうるのだ。アクロバティックに展開する水 VS. 火のバトルは、一瞬たりともまばたき厳禁！　スリリングな音楽も、映像の迫力や戦いの緊張感をさらに盛り上げている。

火の国の軍艦から決死の脱出を試みるアン。切り立った氷山に巨大な生き物を見つけると、手にした武器をパラグライダーのように広げ、一気に空中へダイブ！　無事に仲間が待つ氷山へと降り立った。ちなみに、映画『となりのトトロ』に登場するネコバスにそっくりなこの生き物の名前は「アッパ」。大のジブリファンであるというシャマラン監督から、宮崎駿へのオマージュといえるかもしれない。

氣・水・土・火という4つのエレメントが調和を保ち、平和を実現させてきた世界。しかし、火の国の反乱によって、100年にわたる戦乱が続いてしまう。水の国にもまた、火の国が攻め入ってきた。城壁に並び、火の国の軍艦を見守るウォーターベンダーたち。その表情には緊張と気迫、そして戦いへの決意がみなぎっている。ついに決戦の火ぶたが切られる瞬間、世界は大きなうねりに飲みこまれる！