『劇場霊』町田啓太【第94回:イケメン調査隊】
イケメン発掘調査隊
劇団EXILEの注目株!ツッコミどころゼロな超絶イケメン
インタビュー INTERVIEW
Q:最初に『劇場霊』の企画を聞いたとき、どう思いましたか?
ホラー界の巨匠である中田秀夫監督の最新作、しかもそのクルーとして出演させていただけると知り、本当に光栄だなって思いました。実は昔から、ホラー映画には苦手意識があってなかなか観に行かなかったんです。それで今回勉強させていただこうと思って、中田さんの作品を何本か観ました。演じる上で「ホラーだから」と考えることはありませんでしたが、中田さんの作風に染まっていけたらいいなと。いろいろと相談させてもらいながら演じました。
Q:中田監督の演出の印象は?
とても情熱的でした。シーンの説明をするにも「この前のシーンはこういうことがあって、さらにその前はこう。それで彼はいまこういう気持ちだから……それでいこう! よしOK!」って。役柄の気持ちを大事に、とても丁寧に説明してくださるので、演じる僕も自然と気持ちが高揚していきました。
Q:島崎遥香さんとの共演はいかがでしたか?
ご一緒したのは初めてでしたが、撮影に入る前にたくさん勉強され、いろいろと考えたのだろうなと感じました。それで中田さんとディスカッションをしている様子などを見ていると、とても集中力があるなと。
Q:惨劇を起こす人形とも「共演」されましたよね?
そうですね(笑)。人形が人間のように動くシーンでは、女優さんが中に入り、特殊メイクをして演じられていました。なので人間を相手にちゃんとお芝居している感じがあったのですが、若干の違いはやっぱり……ありました(笑)。その女優さんは優しい方で、僕の首もとをつかむシーンなどでは遠慮されていて。「大丈夫ですから」と言うと、ガッと来てくれたので良かったですけど、不思議な感じではありました。
Q:完成した映画を観た感想は?
撮影現場ではカメラ一台の後方に大勢のスタッフさんがいて、その先で僕らが芝居をし、それをカメラのすぐ近くで監督もずっと見てくださっていました。その場にモニターはいっさい置かれていなかったし、そのあとでCGも加えられますから、演じながら完成した映像がどうなるか全然わからなかったんです。僕ら俳優にそこは気にしてほしくない、という思いが監督にあったのかもしれません。そういう状態で映画を観たので、こうなったんだ! という驚きがたくさんありました。終始ワクワクしながら観ていましたね。
一問一答 PRIVATE
Q:島崎さんが演じた主人公・沙羅のような女の子をどう思いますか?
何があってもあきらめないところや、夢に向かって一生懸命な女性はいいなと思います。
Q:女の子を好きになったら、自分から告白するタイプですか?
すごく好きになったら自分からいくと思います。
Q:外見的な好みは?
和服が似合うとか、ちょっと古風な感じがステキだなと思います。
Q:女性をいいなと思う瞬間は?
仕事に没頭している姿。やはり何かに一生懸命な人が好きです。
Q:休日の過ごし方は?
食事に行ったり、トレーニングに行ったり、銭湯に行ったり……地味ですね(笑)。
Q:中学校を出てパイロットを目指したそうですが、そのきっかけは?
乗り物に乗るのが好きで、飛行機を見るのも好き。たまたま日本航空高等学校の資料を見つけて、楽しそうだなと。
Q:日体大(日本体育大学)出身だそうですが、得意なスポーツは?
大学には体育の教員免許を取ろうと思って行きました。スポーツでは野球が好きです。ポジションは……中学時代は部員の数が少なかったのでピッチャーやキャッチャーを含め、どこでも守っていました。足は速くないのですが、当時すでに身長が180cmほどあったんです。剣道も小学生から中学生までやっていました。二段です。
Q:好きな映画は?
ちょっと前に観た『セッション』はすごかった! 予告編の段階で「これはヤバそうだな」と感じて、絶対に観に行きたくて。公開初日か二日目に行くと、お昼の時点ですでに夕方の回まで全部満席。4時間後くらいの席をとって、やっと観ました。いつもは映画館の椅子に深く腰をかけて観ますが、あの映画は前のめりになって観ました。奮い立たされる感覚がありますよね。男性は特に好きかも。とにかく燃えました!
Q:ほかに好きな映画を挙げると?
航空学校へ行く前から『トップガン』はめちゃくちゃ好きでした。トム・クルーズさん、カッコイイですよね。学校でも友達とよくその話をしていました。やっぱりみんな観ているんですよね(笑)。邦画では『STAND BY ME ドラえもん』。最高でした。感動して泣きました(笑)。
Q:涙もろい?
はい、簡単に泣いてしまいます(笑)。
Q:いまハマっていることは?
お酒は全然強くないんですけど、最近はちょっと地酒が気になっています。先日も「ガッタン ガッタン それでもゴー」というドラマの撮影で奥飛騨へ行き、ちっちゃい瓶に入った地酒を買ってきました。辛口系で、冷やして飲んだらめちゃくちゃ美味しかったです。
Q:好きな俳優は?
たくさんいらっしゃるのですが……トム・クルーズは本当に格好いいですよね。50代になっても体を張ったアクションに挑戦する、あの精神的な強さを学びたいです。
Q:『劇場霊』のヒロインは、ライバルと静かなバトルを展開します。ご自身も俳優として劇団EXILEメンバーとして、競争社会のただなかにいますよね。勝ち抜くために必要な資質はなんだと思いますか?
「絶対に負けないんだ!」という確固たるモチベーションだけは持つようにしています。自分に負けないという強い気持ち、「絶対にやってやる!」という固い意志、これからもそうしたものを大事にやっていきたいと思っているんです。
Q:俳優としての野望は?
それを聞かれると一番困るんですけど……いろいろな役柄に挑戦して、たくさん経験をしていきたいです。この間やらせていただいたドラマ(仲間由紀恵主演の「美女と男子」)で演じた役のように、レッドカーペットを歩けるようになれたらいいですね。
映画『劇場霊』は11月21日より全国公開
取材・文:浅見祥子 写真:奥山智明
ヘアメイク:CHIKA KIMURA スタイリスト:Yasuhiro Takehisa (MILD)
ジャケット、シャツ、スラックス(Kazuki Nagayama)