ウーマンラッシュアワーの映画たて・よこ・ななめ見!第40回:『ファインディング・ドリー』
映画たて・よこ・ななめ見!
ジブリで宮崎駿監督の出待ちをしちゃうほど映画大好きな村本大輔と、映画に関しては素人同然の中川パラダイスが、あらゆる角度からブッ飛んだ視点で映画トーク。今回は、村本が全作品のDVDを所有するほど愛してやまないピクサーの最新作『ファインディング・ドリー』をななめ見しちゃいます!(取材・文:シネマトゥデイ編集部 入倉功一)
ポジティブパワー全開のドリーに村本&中川感動!
村本:ピクサー作品は観るたびに、「今回がこれまでの作品で一番」って思ってしまうんやけど、やっぱり今回も一番面白かった!
中川:実は僕、(前作の)『ファインディング・ニモ』を観たことないのよ。でも『ドリー』がめっちゃおもしろくて。『ニモ』を観てないなんて、損してると思ったわ。
村本:忘れたことを「思い出す」より、新しい何かを「思いつく」っていうすごい才能を持ってるドリー(ナンヨウハギ)を通して、何が起こるかわからないから人生は楽しいって教えてもらった気がする。過去の嫌なことを忘れてたのに、思い出してまたその出来事に前向きに挑戦していくっていう部分にも憧れるわ!
中川:僕は、一歩踏み出す勇気的なものを感じた。
村本:おまえは子供もおるから、家族と重ねたんちゃう?
中川:そこは何も感じなかった。僕自身、ドリーと同じくあんまり深く物事を考えんのやけど、その割には人生うまいこといってるあたりとか共感できたな。
村本:ドリーは「いいじゃない、やってみようよ」って言って、積極的に挑戦するタイプやからな。失敗したら失敗したでいい。そこからまた考えようって。
中川:僕も何事においても、別に死ぬわけじゃないし、行ったら何とかなるって、楽観的なのよ。例えば先輩の芸人と仲良くなりたいから一歩踏み込むみたいな。大体、最初は怒られるけど、そこから意外とかわいがってもらって、最終的には気に入られて結構うまいこといくし。
村本:しかし、この映画で家族を思い出さんって、どうなん……?
中川:でも、このニモ……じゃなくてドリーが自分の子供に見えることはあったで! 探されるお父さんの気分になってしまったわ。
村本:いや、さっき観たばっかで主人公の名前忘れんなよ! おまえドリー以上に記憶力悪いんちゃう? タイトルやで? 「ファインディング・パラダイス」やな。
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