今年くる!ブレイク必至の女優たち!
今週のクローズアップ
2016年は『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインで大ブレイクしたマーゴット・ロビーを筆頭に、『リリーのすべて』でアカデミー賞助演女優賞を獲得し、人気スパイアクションシリーズの最新作『ジェイソン・ボーン』で新ヒロインを務めたアリシア・ヴィキャンデル、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのデナーリス役でブレイクし、涙腺決壊のラブストーリー『世界一キライなあなたに』ではその表情の豊かさで人々を魅了したエミリア・クラークと、数々の女優が話題になりました。そんな彼女たちに続けとばかりの、今大注目の女優たちをご紹介!(編集部・石神恵美子)
◆とてつもなく妖艶!目の引力がスゴイ
ヘイリー・ベネット
ハリウッドで昨年ブレイクした女優の1人がヘイリー。日本にもその波がついにやってきそうです。昨年11月に日本公開された『ガール・オン・ザ・トレイン』で、エミリー・ブラントふんする主人公が通勤電車の窓から眺める“理想の夫婦”の妻役として、その艶めかしさが炸裂。何といっても魅力的なのは、ヘイリーの目! 涼しげな切れ長の目に、透き通る瞳……引き込まれそうな美しさです。
かと思えば、『七人の侍』&『荒野の七人』を原案にしたハリウッドの話題作『マグニフィセント・セブン』(日本公開1月27日)では、『ガール・オン・ザ・トレイン』のブロンドヘアーから一変、赤毛で登場し、与える印象もガラリと変化。デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホンといったそうそうたるスターキャストが集ったハリウッドの話題作で、紅一点ながらも男性陣に劣らぬ活躍ぶり。セクシーさだけが売りじゃない女優であることを証明しました。
【写真】マット・ボマーと夫婦役!『マグニフィセント・セブン』
そのほかにも、全編主人公の視点で物語が進行するアクション映画『ハードコア』(日本公開4月1日)では主人公ヘンリーの愛する妻エステル役で登場したり、なんと『ツリー・オブ・ライフ』などの鬼才テレンス・マリックの新作『ソング・トゥ・ソング(原題) / Song to Song』(3月17日全米公開)では、ライアン・ゴズリング、マイケル・ファスベンダー、ルーニー・マーラ、ケイト・ブランシェット、ナタリー・ポートマン、クリスチャン・ベイルとそうそうたる面々と共にキャストに名を連ねているのです。役どころは明らかになっていないものの、撮影現場の様子を収めた写真では、ベイルと寄り添う姿がキャッチされています。
◆人懐っこい笑顔がかわいい!マーベル映画参戦でさらなる飛躍!
テッサ・トンプソン
シルヴェスター・スタローンが生んだ伝説のボクシング映画『ロッキー』シリーズの新章を描いた『クリード チャンプを継ぐ男』に出演していたテッサ。劇中では、ロッキー(スタローン)の導きにより、チャンピオンへの道を目指すアドニス(マイケル・B・ジョーダン)とロマンスを繰り広げるシンガー・ソングライターのビアンカを好演していました。人懐っこい笑顔がとてもチャーミングです。
そんなテッサをさらなるスターダムへと押し上げそうなのが、マーベル映画『マイティー・ソー』シリーズの第3弾『ソー:ラグナロク(原題) / Thor: Ragnarok』(11月3日全米公開)。クリス・ヘムズワースふんする雷神ソーとマーク・ラファロ演じるハルクがバディとなって、宇宙を舞台にしたロードムービーになるとされている同作に、アスガルドの女戦士バルキリー役として初参戦します。ヴァンパイアたちのゆる~い日常を描いた『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』のタイカ・ワイティティ監督がメガホンを取るとあって、コメディータッチな作風になることが予想されているのですが、ソーとハルクに対してテッサふんするバルキリーはどう絡んでくるのか、そして彼女のアクションにも期待したい一作。
また、2月に日本公開を迎える映画『バッドガイズ!!』で、『ターザン:REBORN』などのアレキサンダー・スカルスガルドふんする極悪警官といい感じになるヒロインを演じていたり、人間と人工知能の駆け引きを描いたSF『エクス・マキナ』のアレックス・ガーランド監督の新作『アニヒレーション(原題) / Annihilation』(2017年全米公開予定)にも出演が決まっており、ナタリー・ポートマンやオスカー・アイザックたちと共演を果たします。『スター・ウォーズ』シリーズの若きハン・ソロを主人公にしたスピンオフ映画でこそ、ヒロインの座はエミリア・クラークに譲ったテッサですが、それだけの大作に名があがるだけでも実力がある証しでしょう。
◆リプリーを超えるか!180センチほどの長身で見せるアクションに期待大!
キャサリン・ウォーターストン
ポール・トーマス・アンダーソン監督作『インヒアレント・ヴァイス』、ダニー・ボイル監督作『スティーブ・ジョブズ』と名だたる監督からのラブコールが絶えないキャサリンは、映画ファンの間ではすでに知られた存在。
そしてその知名度アップにさらなる拍車をかけたのが大ヒット公開中の『ハリー・ポッター』シリーズの新章『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』です。エディ・レッドメインたちとともにメインキャスト4人のうちの1人、魔法使いのティナ役で奮闘! 同シリーズは5部作として製作されることが決まっているので、長きにわたって愛されるキャラクターになりそうです。
【写真】スタイル良すぎなキャサリン!『ファンタビ』キャストと来日!
そんなキャサリンは『ファンタビ』がなくても大忙し。次なる主演作はなんと、巨匠リドリー・スコット監督が、自ら生み出したSFの世界に帰還する新作『エイリアン:コヴェナント』(日本公開9月)。それもキャサリン演じる主人公ダニエルズの姿がお披露目されるや、『エイリアン』シリーズの伝説的キャラ、リプリー(シガーニー・ウィーヴァー)を彷彿させると話題沸騰。ダニエルズは一体何者なのか、リプリーとの関係についても様々な憶測を呼んでいます。また、『ファンタビ』をご覧になった方なら、エディと並んだときのショットですでにお気づきだと思いますが、キャサリンはエディと肩を並べる背の高さ(約180センチ)を誇っているのです。そんなキャサリンが、バリバリの本気アクションをするとなったらとってもかっこよく見応えたっぷりになりそう。
◆リュック・ベッソン新作で女優としてもブレイクに期待!
カーラ・デルヴィーニュ
ファッションモデルとして不動の地位を確立したカーラは近年、女優に転向。『アンナ・カレーニナ』や『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』など出演作を増やし、昨年はDCコミックスの実写化作品『スーサイド・スクワッド』で、相手をとりこにする謎の美魔女エンチャントレスとしてストーリーの鍵を握る大事な役どころを務めました。同作ではマーゴット・ロビーふんする“悪カワヒロイン”ことハーレイ・クインがそのハマリっぷりから話題をかっさらってしまった感がありますが、カーラには2017年7月21日全米公開予定のビッグな作品が控えています。
それは、『レオン』『フィフス・エレメント』のリュック・ベッソン監督が、『スター・ウォーズ』にも影響を与えたといわれるSFコミック「ヴァレリアンとロールリーヌ」シリーズを映画化した『ヴァレリアン・アンド・ザ・シティ・オブ・ア・サウザンド・プラネッツ(原題) / Valerian and the City of a Thousand Planets』です。カーラとデイン・デハーンが主演を務め、歌手のリアーナ、イーサン・ホークと個性豊かなキャストが集結。28世紀を舞台に、時空を超える2人のエージェント、ヴァレリアン(デイン)とロールリーヌ(カーラ)の活躍を描きます。公開された海外版予告編では、VFX(ビジュアルエフェクツ)を駆使した壮大な映像のなかで、まさに美男美女のデインとカーラが映し出されるだけでもワクワク感が止まりません。これがカーラの女優としての代表作になることを願わんばかり。
そのほかにも、アリシア・ヴィキャンデル、デイン・デハーン、クリストフ・ヴァルツ、ジュディ・デンチといった大物キャストが集い、17世紀のオランダを舞台にしたロマンスを描く『チューリップ・フィーバー(原題) / Tulip Fever』(2月24日全米公開)や、ジョニー・デップの元妻アンバー・ハード主演のミステリースリラー『ロンドン・フィールズ(原題)/ London Fields』(2017年全米公開)などに名を連ねています。女優としての地位を固めるのも時間の問題と言えそうです。