イギリスの「ハリポタ」スタジオツアーに行ってきた！
今週のクローズアップ
イギリス・ロンドン郊外のリーブスデンというところに、映画『ハリー・ポッター』シリーズ全8作が撮影されたワーナー・ブラザースのスタジオがあるのを知っていますか？
ここは2012年3月から一部が「ワーナー・ブラザース・スタジオ・ツアー・ロンドン：ザ・メイキング・オブ・ハリー・ポッター」として一般公開されていて、実際に撮影で使われたセットや小道具、衣装などを間近で見ることができるんです。
今回、スカパー！やケーブルテレビで視聴できる洋画専門CS放送ザ・シネマで4月に『ハリー・ポッター』全8作が一挙放送されるのに合わせて、お邪魔してきました。（編集部・中山雄一朗）
ザ・シネマで『ハリー・ポッター』全8作を一挙放送
- 4月1日（土）12:30～23:45、4月2日（日）12:15～23:15ほか
まずゲストを迎えてくれるのが、このホグワーツ魔法魔術学校の大広間。ここはオックスフォードにあるクライストチャーチの大広間などがモデルになっていて、天井はCGで再現されているそう。
ダンブルドアをはじめ、おなじみの先生たちの衣装もありました。なんだかホグワーツの生徒になった気分。
ここはグリフィンドールの談話室です。壁には若き日のマクゴナガル先生の肖像画（左上）も。
ハリーがシリウス・ブラック（ゲイリー・オールドマン）と話していた暖炉もある！
ハリーやロンたちの寝室は第1作『賢者の石』のときに作られたため、シリーズの途中からキャストは脚を曲げないと寝られなくなってしまったとか。そのため、カメラアングルでうまくごまかしていたなんてウラ話が。
さて、お次はダンブルドアの校長室。見えない奥の方まで部屋があったり、とにかくこだわりがすごい！
中央奥に見える巨大な天体望遠鏡は、シリーズの中で最もお金がかかった小道具の一つでありながら、劇中では背景としてしか出てこないんです。こうした一つ一つのこだわりが、ハリポタの世界を作り出しているんですね。
ここにあるたくさんの本はイギリスの電話帳を使って作られているそう。こんなところに組分け帽子も発見！
怪しげな雰囲気が漂うこの部屋は、スネイプが担当していた魔法薬学の教室。
無数に並ぶ瓶の中には焼いた動物の骨や、乾燥させたハーブなどが入っているそうです。
ハグリッドの小屋は大男のハグリッドを大きく見せるため、大小2種類のセットが用意され、大きめのセットは他のキャラクターたちを小さく見せるため、小さめのセットはハグリッドを大きく見せるために使われました。
ホグワーツ特急が出発する9と3/4番線のホームまで！ ほとんどのシーンは実際にロンドンにあるキングスクロス駅で撮影されましたが、コストや利便性を考え、最終章『死の秘宝 PART2』のときになってスタジオに作っちゃったそう。
特急内のシーンはグリーンバックのセットで撮影され、窓から見える景色などが合成されました。