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好きなタイプはスキニーパンツが似合う人!「超特急」のダンサー&俳優の両立に奮闘

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『東京喰種 トーキョーグール』小笠原海【第114回:イケメン調査隊】

東京喰種

インタビュー INTERVIEW

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ブルーグレーのカラーリングもバッチリ似合ってます

Q:人気コミックの実写化作品ですが、もともと原作のファンだったそうですね。

はい。映画のお話をいただく前からファンです。(自分が所属する)超特急のメンバー、5号車のユーキから、「人間っぽい怪人が人間を食べることとか、アクションが魅力的だから読んでみて」って勧められたのがきっかけでした。読んでいくうちに、人の姿をしながら人を喰らう喰種(グール)が意外と人間臭かったり、主人公のカネキ(窪田正孝)自身の心の葛藤とか。より深いところにメッセージ性を感じてハマりました。アニメも観ていますし、ゲームもやっています。

Q:じゃあ、仕事の話がきたときは大喜びですね?

事務所で「ヒデ役に決まりました」って聞いたときは、思わず飛び跳ねちゃいました(笑)。『東京喰種 トーキョーグール』に出られるかもしれないと聞いた時点で興奮していたんですけど、ヒデを演じることになって、原作の中でも人気のあるキャラクターなのですごくうれしかったです。本当に、ただのファンですねぇ、ハハハ。

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原作の大ファンだという小笠原が、主人公カネキ(窪田正孝)の親友ヒデを好演

Q:そんなヒデを演じるにあたって、ファンだからこそのアプローチもあったんですか?

ヒデというキャラクターは原作の中でも、カネキといつ出会ったとか、カネキと一緒に育ってきたという部分だけがクローズアップされていて、ヒデ自身の過去はあまり描かれていないんです。だから、自分なりにヒデという人間を考えました。ヒデはカネキにとって、単なる大学の友達ではなくて、小学校からの幼なじみで唯一の親友。カネキが自分の世界にこもりがちで本が好きな一方、ヒデは明るくて誰とでも仲良くなれる。光と闇ぐらいに真逆の存在なのに、なぜヒデはカネキのことが好きなんだろうとか。なぜ仲良くなったんだろう、どこを好きになったんだろう、逆にカネキはヒデのどこが好きなんだろうとかを考えたんです。僕にとって考える作業がとても新鮮で、台本を読んで、そこから読み取れる部分を合致させて演じました。

Q:窪田正孝さん演じるカネキを前にして、ヒデの人間性が深まったというところもあるんでしょうか。

現場では、ずっと窪田さんとはいろいろお話しながら撮影していました。カネキが退院して大学に登校したシーンや、大学からレストランに行くところで僕がノートを持ってくるところとか。何げないヒデとカネキのやり取りの中から、2人の関係が垣間見えるシーンをどう演じるか。例えば、大学でヒデがカネキの背中を叩いて走っていくシーンがあるんですが、そこは窪田さんのアイデアで「走った方が面白いかもね」って。試してみたら監督からもOKが出たんです。

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ヒデは「こんなヤツいたら最高!」なキャラクター

Q:窪田さんとの共演はとても楽しかったようですが、もともと面識はありましたか。

窪田さんは事務所の大先輩ですけど、実は全く面識がなくて。初対面でした。でも、同じスクリーンにいる以上は6歳年上でも同じステージにいるので、窪田さんの演技に追いつき追い越せ、負けないようにというつもりでやらせていただきました。

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喰種と敵対する捜査官を、大泉洋が白髪&ロン毛で怪演!

Q:出来上がった作品をご覧になって、印象的なシーンは?

真戸の登場シーンです。大泉洋さんが演じられているんですが狂気、恐ろしさがすごく出ていて。人間なのに、ある意味作品の中では一番狂っているぐらいに見えました。

Q:原作ファンでもある小笠原さんがここを絶対に観て欲しいというところは?

映画は原作にかなり忠実だと思います。そんな中で僕が感じたことは、人を食べるといった残酷なシーンもあるんですけど、全編を通して観ると愛のある美しい映画だなということ。カネキの人間と喰種の間で揺れる心だったり、ただの怪人と思われていた喰種にも仲間や家族を思う気持ちがあったり。もちろん、戦闘シーンも見ものなんですけど、喰種に視点を置くことで、改めて人間らしさって何だろうと考えるきっかけになればいいなと思います。

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一問一答 PRIVATE

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ポージングのプロフェッショナルぶりといったら……!

Q:芸能界に入ったきっかけは?

中3のときにテレビ番組の公開オーディションに妹が応募して。自己アピールのためにカメラの前で表現することが面白いなと思ったんです。それがすごく楽しくて、そのオーディションはダメだったんですけど、それがきっかけで今の事務所と出会いました。

Q:もし芸能界に入っていなかったら、今頃は?

願望としては、SAMURAI BLUEをしょっている日本代表になっていたかったですね。中3まで10年間、それこそ芸能界に入るときまで、ずっとサッカーをやっていたんです。好きなチームは、同じ苗字の小笠原満男がいた鹿島アントラーズです。

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窪田正孝へのリスペクトを語る小笠原

Q:俳優として目標とする人は?

この作品を通して窪田さんはすごい方だと思ったので心から尊敬しています。熱意というか、作品に対する姿勢がストイックで、本当に同性から見てもカッコいい。どこにいても、どんな役をやっても輝く俳優さんですよね。

Q:好きな映画は?

最近、観て面白かったのは、『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)、それから俳優としてクリスチャン・ベイルがすごく好きで、注目したのは『バットマン ビギンズ』(2005)からですけど、彼の作品に対するストイックさに憧れるんです。特に好きなのは『プレステージ』(2006)。見終わった後に(いい意味で)裏切られた感があって。一方では、すごくかわいい映画で『アラジン』(1992)も好きです。実は劇中歌の「FRIEND LIKE ME」が好きで、よくジーニーの真似をしながら歌うんです(笑)。

Q:特技の一つにモノマネとありますね。

ハハハ(笑)、それです。『アラジン』のモノマネもしますし(ジーニーのモノマネをしながら)、それ以外も気分が乗ったらやりますよ(笑)。

Q:韓国語が得意だそうですね。

K-POPが好きなんです。だから、聴いていると意味を知りたくなって、和訳を調べて同時に読み方も調べて。それがきっかけで何となくわかるようになってきたという感じです。

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インタビュー中、意外な特技も披露!

Q:今、まとまった休みができたら何をしたいですか?

フランスに行きたいです。ルーヴル美術館に行きたいのと、バレエを観たくて。あとは買い物がしたいですね。(セレクトショップの)コレットに行きたいです。

Q:バレエは、クラシックバレエですか?

そうです。観るのは好きです。子供のころ、幼なじみの女の子が習っていて、一度発表会か何かを見に行って、「やってみる?」と言われたけど、そのときはタイツをはくのに抵抗があったし、その頃は何か女の子がやるものと思っちゃったんです。今思えばやっておけばよかったと思います。体がしなやかになって、独特の表現力も得られたと思うので……。

Q:好きな女の子のタイプは?

価値観が違うことを認められる人でしょうか。人の意見に対して「違う」と感じていたとしても、「それないよ」と即答しないで「あ、そうなんだ」と受け止める余裕のある人が素敵だなと思います。

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好青年感がハンパないです

Q:もし、デートするとしたら?

普通にショッピングがしたいです。服が好きなので、お互いの服を選べたりできたら幸せだな~と(笑)。

Q:外見的な好みは?

脚が長くて、スキニーパンツが似合う人。

Q:ハードル高いですね!(笑)

よく言われます(笑)。年齢は関係なく、自分と同じ精神年齢であれば大丈夫です。楽しいときは一緒に子供に戻れるというか。例えば僕が『アラジン』のモノマネをしていても、「なにそれ……」とか引かないで楽しんでくれる人。テンションが合う人ですかね。

Q:初恋は?

幼稚園ぐらいだったと思います。

Q:今の目標は?

まずは『東京喰種』を多くの方に観ていただけることが一番の目標。それがきっかけでいろんなところに幅を広げられたらいいなと思っています。楽しいと思うことは何でもやりたいと思っていて、もちろんグループでの活動もありますけど、一個人としてはお芝居に興味があるので今後もどんどんやらせていただきたいです。

取材・文:前田かおり 写真:高野広美

映画『東京喰種 トーキョーグール』は上映中

(C) 2017「東京喰種」製作委員会 (C) 石田スイ/集英社

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