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ティーチ・インにマスコミ1人? 根岸吉太郎監督を独占!

第18回東京国際映画祭

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“まる2週間”に賭けて大穴を当てた根岸吉太郎監督
“まる2週間”に賭けて大穴を当てた根岸吉太郎監督

 23日の夜、コンペティション出品作品『雪に願うこと』のティーチインが開催され、根岸吉太郎監督が撮影秘話を披露した。本作は北海道の帯広にある厩舎を舞台に、兄弟の葛藤と家族愛を描いた感動作。

 通常、映画祭ではティーチ・インといい、映画上後に観客から質問を受けるイベントが恒例になっている。マスコミも注目作品のティーチ・インにもぐり込み取材をすることも多い。しかし、この日は、手違いからかマスコミへの誘導はなく、運良くその場に居合わせた記者1人がこのティーチ・インを取材することが出来た。

 本作は佐藤浩市伊勢谷友介ら豪華な俳優陣が出演していることでも注目されている作品。根岸吉太郎監督は、並みいる演技派俳優に引けを取らない名演技を見せた馬の「ウンリュウ」のオーディション秘話について語ってくれた。

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 「ウンリュウ」役が決定するまでには、俳優のキャスティングのように念入りなオーディションを実施したという監督。現役の競走馬をまる2週間演じるにあたりオーディションに合格にした理由について「ウォーキングさせたら、お尻がすごく魅力的だったんだ」と教えてくれた。

 さらに監督は「原作は5000部刷って半分返ってくるほど売れなかった作品」や「映画の中のいいシーンはすべて原作にはない」などと毒舌ぶりを発揮しつつも、最後に「シンプルで非常にいい本なのでぜひ読んでみてください」とアピールして締めくくった。

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