麻生久美子、目が合っただけで罪に問われるイラン流恋愛にドキッ!
第20回東京国際映画祭
25日、第20回東京国際映画祭コンペティション部門に出品されたイランと日本の合作映画『ハーフェズ ペルシャの詩(うた)』の記者会見が、渋谷Bunkamuraにて行われ、主演の麻生久美子と、アボルファズル・ジャリリ監督が登壇した。
単身イランに渡り、本作の撮影に参加した麻生。映画の中ではチベット出身のイラン人女性を演じている。そのことについて、ジャリリ監督は、「麻生さんの内面はとてもイラン的。わたしの家族ともすぐに打ち解けたし、撮影中は溶け込んでどこにいるかさえ分からなかったほどでした」と麻生が日本人であることは特に問題なかったと絶賛した。
一方、麻生は「日本人であるということは意識しないようにしてました。変かもしれないけど、演じているときは、自分がイラン人であると信じてたんです(笑)」と役作りの一端を明かし、「イランに行く前は、イランの女性って頭にスカーフをかぶらなければいけないということで、窮屈なイメージがあったんです。でも、いざ行ってみたらすごく生き生きとしていて、勘違いだったってことが分かったんです。イランでは(男女が)目を合わせるだけで罪になることに衝撃を受けました。だから、目が少し合っただけですごくドキッとしました(笑)」とすっかりイランに心酔しきっていた。
『ハーフェズ ペルシャの詩(うた)』は、イラン版「ロミオとジュリエット」と言われている。イランで絶大な人気を誇る、古代ペルシャの詩人ハーフェズの詩からインスパイアされ、許されない恋に落ち、そして引き裂かれた恋人たちを描く。
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『ハーフェズ ペルシャの詩(うた)』は2008年1月19日より東京都写真美術館ほかにて全国公開。
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