イ・ビョンホンの西部劇、三池崇史作品との違いは?
第61回カンヌ国際映画祭
イ・ビョンホン、チョン・ウソン、ソン・ガンホの豪華韓国スターが共演した招待作品『ザ・グッド、ザ・バッド、ザ・ウィアード』が現地時間24日に上映され、キム・ジウン監督らとともに3人が記者会見を行った。
同作品は、日本統治下の中国を舞台に、日銀総裁のカネマルが持っていた宝の地図を巡り、賞金稼ぎや悪党たちが派手なガン・ファイトを繰り広げる韓国版西部劇。後半には日本陸軍も登場し、軍人イシハラ役に白竜も出演している。
会見ではタイトルにちなんで「実生活では、良い人、悪い人、ヘンな人は3俳優それぞれ誰?」と投げかけられたが、ビョンホンは「それぞれ3つの要素を持っているんじゃないかな」と、さらりと答えていた。またロシア人の記者からは監督に「三池崇史監督の『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』は見ましたか?」という、同じアジア発の西部劇を比較する質問もあった。キム監督は「いや、トレーラーしか見てないんだ。でも三池監督の作品は『オーディション』とかたくさん見ているよ」。
続けて監督から記者に「こちらからも聞きたいんだけど、僕の映画と『スキヤキ~』とどっちが良かった?」と、まさかの逆質問。その場では「答えるのが難しいですね」とお茶を濁したロシアの記者だったが、実は大の三池ファンだったことが判明。会見後、この記者はこっそり「『ザ・グッド~』は典型的なエンタテイメント作品だけど、三池監督の作品はクージーだからね。同じ西部劇でも比べるのは難しいよ」と話していた。(取材・文:中山治美)
{link text="【関連記事】第61回カンヌ国際映画祭コンペ作の見どころ"url="http://cinematoday.jp/page/A0001733"}
【関連記事】伊勢谷友介に独占インタビュー!木村佳乃との夫婦役は?
【関連記事】父親はブラザー・トム!自力でカンヌへの道を得た小柳友19歳!
【関連記事】3度目のパルム・ドールなるか!賞の常連兄弟また自宅に帰る?