出演CMがセクシー過ぎて放送禁止になったエヴァ・メンデスに直撃インタビュー
映画『マイ・フェア・レディ』『若草物語』で知られるジョージ・キューカー監督の名作映画『ザ・ウーマン』(原題)のリメイク企画に出演するエヴァ・メンデスに話を聞いた。
本作は豪華キャスト勢ぞろいの大作で、メグ・ライアン、アネット・ベニング、ベット・ミドラー、キャリー・フィッシャーらそうそうたる顔ぶれが出演。さらに劇中では出演者だけでなく、エキストラもすべて女性という凝りに凝った演出が行き渡っている。
‐これだけの女性が集まったセットでの撮影はいかがでしたか?
(エヴァ・メンデス)先輩の女優さんたちがわたしの面倒を見てくれて、女性特有の友情を味わうことができたわ! これまで共演した男優たちが、そうじゃなかったという意味ではないからね(笑)。今回の女優さんたちは女性としてわたしにしっかりと助言してくれたわ。いざ撮影に入るとみんな男みたいになっていたけれど(笑)。
‐あなたにとって独立した女性とは?
(エヴァ・メンデス)独立した女性というのは、自分の心情に自信を持っている女性のことね。フェミニストじゃなくて、個々としての女性を信じているわ。「プレイボーイ」の表紙を飾ろうが、副大統領として選挙に出ようが、わたしはそれぞれの決断を支持したいわ。女性として、自由に自分がなりたいものになる女性をサポートしたいわね。
‐このところ映画での活躍が目立ちますが
(エヴァ・メンデス)そうね、今は映画だけで十分満足しているわ。先日、アベル・フェラーラ監督の映画『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』をヴェルナー・ヘルツォーク監督、ニコラス・ケイジ主演でリメイクした作品の撮影が終わったばかりだし。ヘルツォーク監督はわたしにとって、死ぬまでに一度仕事をしたい映画監督の一人だったから、夢がかなったのよ! ちなみにヘルツォーク監督はフェラーラ監督のオリジナル版を観てないらしいの。しかもタイトルと主人公が堕落した警官という設定以外は、オリジナルと無関係と言っているくらいなの! わたしは撮影前に観ようとしたんだけど、友人から「君が観たらその内容にきっと怒るよ」って言われて。だからいまだに観てないのよね。
とにかく明るい性格で、周囲を笑顔にする力を持っている人物だ。セクシー過ぎて放送禁止になったカルバン・クラインのCMについては、「放送が禁じられても、インターネットの動画サイトでダウンロードできるし、多くの人たちに見てもらえたから誇りに思っているわ」とコメントしてくれた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)