合計年齢302歳のジャズバンドメンバー!財津一郎「青虫の気分になった」に場内爆笑!
第23回東京国際映画祭
27日、東京・TOHOシネマズ六本木で開催中の第23回東京国際映画祭で映画『ふたたび swing me again』が特別招待作品として上映され、出演者の財津一郎、鈴木亮平、MINJI、青柳翔、藤村俊二、佐川満男、渡辺貞夫、そして塩屋俊監督が舞台あいさつを行った。
映画『ふたたび SWING ME AGAIN』写真ギャラリー
本作で「50年前のジャズの聖地でライブをする」という夢をかなえるため、再結集するバンドのメンバーにふんしたのが財津、藤村、佐川、犬塚弘(この日は体調不良により欠席)の4人。なんとその合計年齢302歳、平均年齢は75.5歳! 50年間心に抱えてきた思いを実現しようと、杖を握りバンド仲間を訪ね歩く元ジャズ・トランぺッターを演じた財津は「わたしは脇役で生き延びている役者です。主役になりますと、体力的に非常に不安でした。無事に撮り終えられたことがありがたい」としみじみ語った後「今回(東京国際映画祭の)グリーンカーペットを歩いていたら、青虫のような気分になりました。いい思い出です」とひょうひょうと語り、場内を爆笑で包んだ。
そんな財津同様に、隣の藤村も「トロンボーンなんて触ったことがなかったので、演奏シーンではどうごまかそうかと思っていました(笑)。自分であきれかえっておりました」とトボけた様子で語ったが「全員の演奏シーンでは、リラックスしてジャズに乗ることができた。それは、渡辺貞夫さんと犬塚弘さんのおかげです!」と演奏能力のある共演者に感謝の言葉を贈った。最後には財津が観客に向かって「花も嵐も踏み越えて、この映画を観て、いい秋にして~ちょうだいっ!」とおなじみのフレーズで語りかけ、拍手喝采(かっさい)を受けて締めくくった。
『ふたたび swing me again』は元ジャズ・トランぺッター(財津)が50年ぶりにバンド仲間と再会するため、大学生の孫(鈴木)と一緒に旅に出る姿を、往年のジャズナンバーにのせて描く心温まるロードムービー。旅の途中で孫は祖父から、家族や友人のきずなを重んじることの大切さを学んでいく。
映画『ふたたび swing me again』は11月13日より有楽町スバル座ほか全国公開