『THE LAST MESSAGE 海猿』が首位デビュー、公式サイトには被災地への熱いメッセージが-4月11日版
週間レンタルランキング
今週のTSUTAYAレンタルDVDランキングは、人気シリーズの完結編『THE LAST MESSAGE 海猿』が初登場し、第1位を獲得した。興収80億円を突破し、昨年の実写邦画で国内最大のヒットを記録した本作(興行通信社調べ)。レンタルでも他を圧倒する存在感で、貫録(かんろく)の首位デビューを飾った。
海上保安庁の潜水士たちが苦難を乗り越え成長する姿を描く『海猿』シリーズの劇場版第3弾。今回は、爆発事故が発生した巨大天然ガスプラントを舞台に、第十管区海上保安本部機動救難隊の仙崎大輔(伊藤英明)、バディの吉岡哲也(佐藤隆太)らが国家レベルの非常事態と人命救助のはざまで葛藤(かっとう)しながら、使命を果たす姿をダイナミックに描く。「最後まで決してあきらめない」。そんな彼らの思いは、今の日本を励ますエールとして、観る者の心に深く刻まれるはずだ。現在、本作の公式サイトには被災地、そして日本に向けた熱いメッセージも掲載されている。
第2位にジェラルド・バトラー主演のSFアクション『GAMER』、第4位にはジャッキー・チェン主演作の中で中国歴代ナンバー1ヒット作となった『ラスト・ソルジャー』がそれぞれ初登場。どちらも手に汗握る男くさいアクション作で、レンタルDVDランキングで強さを発揮するタイプ。しばらくトップ10内を維持しそうだ。
今週のTSUTATAレンタルDVDランキングは以下の通り。
第1位『THE LAST MESSAGE 海猿』(初登場)、第2位『GAMER』(初登場)、第3位『告白』(先週第1位)、第4位『ラスト・ソルジャー』(初登場)、第5位『エクスペンダブルズ』(先週第3位)、第6位『君に届け』(先週第2位)、第7位『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(先週第4位)、第8位『キック・アス』(先週第5位)、第9位『ナイト&デイ』(先週第6位)、第10位『悪人』(先週第7位)。先週まで9週連続でトップ10内をキープした『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』は第12位に後退した。
来週は、リドリー・スコット監督&ラッセル・クロウの黄金コンビが放つスペクタクル史劇『ロビン・フッド』(4月15日レンタル)が初登場し、上位を狙う。こちらは劇場版よりも約16分長いディレクターズ・カット版でのリリース。また、二宮和也主演の異色時代劇『大奥』(4月15日)、幕末の動乱を描いた本格時代劇『桜田門外ノ変』(4月15日)が競い合う時代劇対決も見どころだ。(取材・文:内田涼)