『ドラゴン・タトゥーの女』のダニエル・クレイグに電話インタビュー!アカデミー賞にノミネートされた新人女優ルーニー・マーラの魅力を語る!
鬼才デヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ドラゴン・タトゥーの女』に主演している、俳優のダニエル・クレイグが、出演のきっかけ、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたヒロインのルーニー・マーラについて語った。
原作は、47歳で急逝したスウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの遺作で、自国では『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』として映画化もされたベストセラー。出版直後に読み、「あまりの面白さにすぐに読み終わった」というダニエルは、6年前から映画化に興味を持っていたことを告白した。
ダニエルの夢が現実となったのは、ある日かかってきた一本の電話だった。「びっくりしたよ。その電話はデヴィッド・フィンチャー監督本人からだったんだ。映画を作るので話を聞いてもらえませんか? と言われ、二人でディナーに行った。そこでこの作品の企画書と、脚本を渡されて、即答したんだ」とダニエルの主演がわずか一晩で決まったことを明かした。
本作で彼が演じているのは、社会派ジャーナリストのミカエル。役づくりについて聞いてみると、笑いとともに「怠惰な生活さ」という意外な答えが返ってきた。現役ジェームズ・ボンドとして、普段から体づくりを怠らないダニエルは、お腹の出た中年を演じるため、怠けた生活をしなければならなかったそう。「この映画で、僕はずいぶん顔色が悪いんだけど、あれは役づくりでもメイクでもないよ。スウェーデンでの撮影が寒くて仕方なかったのさ!」と極寒の地での撮影を振り返った。
また、ヒロインのリスベットを演じた新人女優のルーニー・マーラは、この作品でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。「彼女のリスベット役は完ぺきだった」と話すダニエルは、「彼女がパーカーを頭からかぶると、ティーンエイジャーの男の子のようになるし、僕とのラブシーンではとても女性らしくてセクシーなんだ。そんな二面性は彼女にしか出せなかったと思うよ」と大絶賛。
熟練した演技力でジャーナリスト役を熱演したダニエルと、クールな瞳に情熱を燃やすリスベットを最高の演技で見せた新人女優のルーニーが見せた本作は緊張感にあふれ、観客は片時もスクリーンから目が離せない。「オリジナル原作ファンのぼくが納得したんだ。原作ファンにも、そうじゃない人にも、きっと楽しんでもらえると思う」とダニエルも太鼓判を押した本作で、原作も映画も両方楽しんでみてはいかがだろうか?(編集部:森田真帆)
映画『ドラゴン・タトゥーの女』は、2月10日より全国にて公開