『少年は残酷な弓を射る』の美青年エズラ・ミラー、ショパール新人賞を受賞
第65回カンヌ国際映画祭
現地時間18日、カンヌ国際映画祭の公式スポンサーである高級宝飾ブランド・ショパールが主催するショパール授賞式パーティーがホテル・マルチネスの最上テラスで豪華に開催され、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラーと『ファミリー・ツリー』のシェイリーン・ウッドリーが、映画界で最も活躍が期待される若手俳優としてショパール新人賞を受賞した。その他、先週末にかけて連日ビーチ沿いや高級ホテルでパーティーやレセプションが開かれ、世界の映画人に向けてのアピール合戦が繰り広げられていた。
ショパール主催のパーティーには、仏女優のマリオン・コティヤール、去年の東京国際映画祭の審査員として来日していた中国女優ファン・ビンビン、チャールズ・チャップリンの孫娘で女優のドロレス・チャップリンら、そうそうたる映画セレブたちが訪れ、優雅に開催された。授賞式では、今世界中の音楽界から最も注目されているポップディーバ、ラナ・デル・レイが海上から打ち上げられる花火をバックに5曲を披露。彼女の登場で会場は大いに盛り上がった。
例年、カンヌ国際映画祭期間中は、近辺のホテルや貸し切り船内、レストランなどで、さまざまなパーティーが繰り広げられており、世界から集まる映画セレブたちがパーティーをハシゴすることでも有名。今年はショーン・ペンが、このショパール授賞式をはじめ、「ハイチ:カーニバル・イン・カンヌ」というチャリティー・パーティーに出席するなど、積極的にメディアに露出していた。
なお、今回新人賞を受賞したエズラ・ミラーは、『少年は残酷な弓を射る』でティルダ・スウィントンと親子役で共演している。スティーヴン・ソダーバーグが製作総指揮を務めた同作は、去年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを逃したものの、批評家からは高い評価を受けており、映画人たちの間に強い印象を残している。今回のカンヌでは、長髪にパンキッシュなスタイルでパーティーシーンに登場。危なげな少年のイメージを持つ彼は、2年連続のカンヌ参加で着実に知名度を上げている。(記者:高松美由紀)
映画『少年は残酷な弓を射る』は6月30日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次公開