妻夫木聡&武井咲の演技にカンヌ絶賛の嵐!
第65回カンヌ国際映画祭
21日(現地時間)、フランス・カンヌで開催中の第65回カンヌ国際映画祭で、妻夫木聡と武井咲の共演作『愛と誠』が上映され、二人の演技が絶賛された。上映後に山崎美春プロデューサーが「お二人に関しては絶賛の嵐」と明かしたもので、日本から上映後のスタンディングオベーションの様子を見た武井は「わ~、行きたかったですね~。へぇ、すごいすごい」と歓喜した。
カンヌ国際映画祭は、世界三大映画祭の一つに数えられる由緒ある映画祭。『愛と誠』でメガホンを取った三池崇史監督にとっては、昨年の映画『一命』に続き2年連続の出品となり、武井は映画初出演作にして世界デビューを飾るという貴重な機会を得た。非コンペティションのミッドナイト・スクリーニング部門での上映となったが、武井本人も「ただただ映画に出られたことがまずうれしかったので、まさかって感じですね」と驚きの様子。
一方で、「私も大好きな映画」と本作に自信をのぞかせ、観客から寄せられたコメントに「評価していただけてうれしい。やって良かったと思うし、三池さんの作品に出られてうれしい」と喜びをあらわに。三池監督との仕事を振り返り、「本当に自由に早乙女愛というキャラクターをのびのびとやらせていただいて、すごく芝居って楽しいなと思わせてくれた」と充実感たっぷりだ。
カンヌで絶賛され、注目を浴びた武井だが、海外作品への出演について「興味はありますね」と語っており、いつの日か邦画以外で活躍する武井の姿が見られるかもしれない。
本作は、復讐(ふくしゅう)を誓う超不良の誠(妻夫木)と令嬢・愛(武井)の純愛の行方を描くエンターテインメント・ドラマ。キャラクターの心理描写を名曲に乗せて表現する仕掛けも施されており、かつてない三池流の作品に仕上がった。原作は梶原一騎・ながやす巧の純愛同名漫画で、小林武史が音楽プロデュース、パパイヤ鈴木が振り付けを担当している。(編集部・小松芙未)
映画『愛と誠』は6月16日より新宿バルト9ほか全国公開