新スーパーマンに女性ファンうっとり!? ザック・スナイダー監督がヘンリー・カヴィルとコミコン登場
コミコン2012
2006年の『スーパーマン リターンズ』から6年、リブート作となる映画『マン・オブ・スティール (原題) / Man of Steel』のコミコンファン向けの会見が、現地時間14日に米サンディエゴで行われ、スーパーマンを演じるヘンリー・カヴィルとザック・スナイダー監督が出席した。
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ファンにとって、スーパーマンを誰が演じるかというのは大切なポイント。その点イギリス出身のヘンリーは期待にはずれず、ハンサムなルックスと紳士的な振る舞いで、会場の女性ファンもうっとり。「テーブルに置いてあるカヴィルさんのネームプレートをいただけますか?」という、女性ファンの多少行き過ぎたお願いにも快く応じ、自ら席を離れネームプレートを渡しに行く姿は、すでにスーパーマンを彷彿(ほうふつ)とさせた。
世界中のファンが見守る重要な役を演じるにあたってカヴィルは「その責任は十分感じています。胸にSの文字をつける光栄に見合うよう、万全の準備をして備えたい」と思いをかみしめるようにコメント。役柄について「今の世代に見合ったスーパーマンを演じようと思った」と答え、スーパーマンの内面の葛藤(かっとう)を探求したことを明かした。
前回のスーパーマン映画から6年しかたっていないところで、なぜ新作を手掛けるのか。この質問にスナイダー監督は、「次の世代のために新たなスーパーマンを紹介したいと思った」と説明。若い世代は、万能で優等生的に描かれたスーパーマンよりも、悩みを抱える等身大の主人公を求めている。だから、スーパーマンの葛藤(かっとう)や「自分探し」に力を入れて描いたとコメント。本作のポスターも、その言葉に見合うダークな色調となっている。
また、マーベルの『アベンジャーズ』のように、DCコミックもスーパーマンやバットマンを一つの映画で共演させる予定はあるのかという質問に対し、監督は「スーパーマンはDCの核となるキャラ。それだけに、まずは彼の世界をきちんと確立しなければいけない」と肯定も否定もせず、しかしまんざらでもない様子で答えた。DCコミックのヒーローたちが共に戦う映画が登場する日も近い!? その前に、2013年の6月14日に全米公開を迎える本作を楽しみにしたい。(取材・文:こはたあつこ)