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一番楽しいのは、恋が始まるまで!恋愛ドラマの女王・北川悦吏子が語る恋愛の醍醐味とは?

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映画『新しい靴を買わなくちゃ』撮影現場より
映画『新しい靴を買わなくちゃ』撮影現場より - (C) 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会

 中山美穂向井理の共演で全編パリロケを行い撮影したラブストーリー『新しい靴を買わなくちゃ』の脚本、監督を手掛けた北川悦吏子が、自らの恋愛観、セリフへのこだわりを語った。

映画『新しい靴を買わなくちゃ』写真ギャラリー

 本作は、中山が演じるパリ在住の日本人向けのフリーパーパーの編集者アオイが、向井演じる観光でパリを訪れた年下のカメラマン・センと出会い、共に過ごす3日間を描くラブストーリーだ。

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 ロマンチックなパリの風景を背に、二人の距離が少しずつ近づいていく様子を繊細に描いた北川は、「わたし、恋が始まるまでフェチなんです」と笑う。「恋が始まってからよりも、恋が始まるまでのドキドキ感の方に興味がある。永遠の中学2年生なんですよ」。そんな北川の言葉どおり、お互いが好きな気持ちをどことなく感じているようなアオイとセンの会話には、初めて恋をしたときを思い出させる微妙な距離感が流れている。

 本作には、これまで数多くのドラマの脚本を手掛けてきた北川が生み出す、思わず胸がキュンとなるセリフも、数多く登場する。例えば、日本に帰るセンが、アオイにつぶやく「俺も、アオイさんのエッフェル塔になれたらいいのに」という言葉。ロマンチックなセリフの数々はどのようにして生まれるのだろうか? 北川は、「向井くんをどう素敵に見せよう? と計算しながら書きました」という。現場で話す中山や向井の姿を見て、その場でセリフを直すことで、自然な二人の会話が生まれていったのだという。

 セーヌ川にエッフェル塔、女の子が大好きなパリで繰り広げられる3日間の物語。北川は、「恋が始まるドキドキを本作で感じて、女性たちみんなに恋がしたいって気持ちになってもらいたい」と語った。いくつになっても、女は恋していたいもの。本作を観れば、誰もがきっと新しい靴を買いに行きたくなってしまうことだろう。(編集部:森田真帆)

映画『新しい靴を買わなくちゃ』は10月6日より全国公開

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