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幻の吹替え版『007は二度死ぬ』上映!日本のボンドガールからメッセージも!

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貴重な上映会!-左から三宅隆太、藤真秀、とり・みき
貴重な上映会!-左から三宅隆太、藤真秀、とり・みき

 1978年4月3日にTBSで放送された「月曜ロードショー」版吹替えによる映画『007は二度死ぬ』の上映会が6日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、貴重な機会に多くの007ファンが集まった。

映画『007は二度死ぬ』写真ギャラリー

 今回の上映会は、007シリーズのテレビ吹替版として放送された幻の音源を探し出し、全22作をDVDシリーズとして販売するプロジェクトにちなんで実施された。この日上映された『007は二度死ぬ』は、大掛かりな日本ロケも行われたシリーズ5作目。ボンドガールとして若林映子浜美枝、ボンドの協力者となるタイガー田中役で丹波哲郎が出演するなど、日本のファンの間でも語り草になっている作品である。

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 今回上映されたTBS版の吹替えキャストは、ショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドの声に若山弦蔵、そして浜と丹波の声は、本人自らが吹き替えた豪華版。これは、これまで発売されたソフトには収録されなかった非常に貴重な音源となっている。今回、そんな音源を用いた上映会に合わせ、日本のボンドガール若林から貴重なメッセージも届いた。そこには「撮影のためにイギリスのパインウッド・スタジオの巨大なセットを訪れたときは、そのスケールの大きさに驚きました。ショーン・コネリーさんとの共演、ルイス・ギルバート監督との仕事は今でも思い出深いです」と書かれ、最後に「もちろん合言葉は『I Love You』です」と本作でボンドが使った合言葉が付け加えられており、会場のファンをニヤリとさせていた。

 さらにこの日は『007/カジノ・ロワイヤル』などでダニエル・クレイグの吹替えを担当する声優の藤真秀、テレビの吹替え洋画に造詣の深い漫画家のとり・みき、映画監督の三宅隆太という、007のテレビ吹替えを語るには最強の布陣が参加。会場の007ファンは熱心に彼らの話に耳を傾けていた。(取材・文:壬生智裕)

「007 TV放送吹替初収録特別版DVD-BOX第1期」(税込み:1万8,900円)、『007/ドクター・ノオ』『007/ロシアより愛をこめて』『007/ゴールドフィンガー』『007/サンダーボール作戦』『007は二度死ぬ』『女王陛下の007』(税込み:各3,990円)は11月14日発売

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