グリム童話も驚きの現代版アクション「ヘンゼルとグレーテル」劇場版がトップ! -1月28日版
全米ボックスオフィス考
ジェレミー・レナー主演のファンタジー・ホラー映画『ヘンゼル&グレーテル:ウィッチ・ハンターズ(原題) / Hensel & Gretel:Witch Hunters』が1,970万ドル(約15億7,600万円)の興収で全米トップとなったものの、 大型封切り作品3本中2本が不発に終わり、今週のボックスオフィスは去年同時期と比べ、およそ10パーセント減という低迷状態になってしまった。(1ドル80円計算)
こちらは今週第3位の映画『ゼロ・ダーク・サーティ』写真ギャラリー
第2位は、先週から54パーセント興収減で1,309万ドル(約10億4,720万円)の映画『ママ(原題) / Mama』。これまでに 4,890万ドル(約39億1,200万円)をたたき出している。第3位は、970万ドル(約7億7,600万円)で映画『ゼロ・ダーク・サーティ』。封切り直後は、かなりの勢いで飛ばしていたにもかかわらず、アカデミー賞を目前にして息切れ状態とうわさされており、最終的な興収でも1億ドル(約80億円)の大台は固いといわれていたが、現時点ではそれを下回る可能性が濃厚になりつつある。
代わって第4位は、映画『世界にひとつのプレイブック』で944万ドル(約7億5,520万円)。こちらは、『ゼロ・ダーク・サーティ』とは逆に低い興収予測が立てられていたが、映画ファンの口コミが功を奏しており、最終的には興収が1億ドル(約80億円)を超える可能性が出てきた。
今週トップ5最後を飾るのは、ジェイソン・ステイサムの新作アクション 『PARKER/パーカー』で、初登場にしては不本意な701万ドル(約5億6,080万円)だった。
さて今週末は、オヤジパワー全開のシルヴェスター・スタローン主演アクション映画『バレット』が2,400館前後で公開予定。果たして現代の映画ファンに、スタローン主演の映画がどれだけアピールできるか? もう1本は、映画『ウォーム・ボディ(原題) / Warm Bodies』。ゾンビになってしまった青年が人間の女の子を好きになって、彼女をゾンビから守ろうとして悪戦苦闘するというラブコメだ。キャストはマイナーだが内容が面白そうなので、ボックスオフィスでひと暴れするかもしれない。(文・ロス取材: 明美・トスト / Akemi Tosto)