バイオレンス映画強し!『悪の教典』が『のぼうの城』抜きトップ上昇!
週間レンタルランキング
5月20日付けのTSUTAYAレンタルDVD / ブルーレイランキングは『悪の教典』が先週の初登場3位から1位に上昇し、『のぼうの城』の首位を1週で止めた。
3位スタートと、レンタル開始時の勢いはやや弱かった『悪の教典』。支持層は10代後半から30代の男女までとバランスが取れており、レンタルユーザーに多い男性層の関心度も高いことから、ようやく人気が広がった。TSUTAYAのフリーペーパーでも『のぼうの城』『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』に次いで3番目に紹介。スピンオフドラマ「悪の教典 -序章-」を一緒に陳列する店舗もあり、店内で目立つこともレンタル増に貢献していると思われる。
2位の『のぼうの城』と3位の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は先週からワンランクずつダウン。逆にランクアップしたのが、4位の『アウトレイジ ビヨンド』。レンタル開始から1か月以上が経つ同作だが、『悪の教典』と同様、バイオレンス映画ということで、コアユーザーから根強い支持を受けているようだ。
5位は『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』が先週からワンランクダウン。一方の6位は、『鍵泥棒のメソッド』が2ランクアップ。上位6作品が邦画とアニメとなり、洋画アクションが強い傾向にあるレンタルランキングとしては、今週は珍しい結果となった。そして7位は初登場の『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』。シリーズを締めくくる完結編だが、ラブファンタジーというジャンルの性質上、男性ユーザーの関心度は低かったようだ。
今週のランキングは以下の通り(カッコ内は先週の順位)。
1位『悪の教典』(3位)、2位『のぼうの城』(1位)、3位『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(2位)、4位『アウトレイジ ビヨンド』(5位)、5位『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(4位)、6位『鍵泥棒のメソッド』(8位)、7位『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』(初登場)、8位『96時間/リベンジ』(6位)、9位『007 スカイフォール』(7位)、10位『ホビット 思いがけない冒険』(9位)
来週は、邦画の話題作『綱引いちゃった!』が22日、『今日、恋をはじめます』が24日からレンタル開始。これらの順位と共に、『悪の教典』が2週連続首位獲得なるかに注目したい。(取材・文:相良智弘)