福山雅治主演作、カンヌでエキュメニカル賞特別表彰!パルムドールに弾み!
第66回カンヌ国際映画祭
第66回カンヌ国際映画祭で現地時間25日、国際映画批評家連盟賞とエキュメニカル賞の受賞結果が発表され、福山雅治が主演した是枝裕和監督作『そして父になる』にエキュメニカル賞のスペシャル・メンション(特別表彰)を受けた。
授賞式には是枝監督の代理として、配給を手掛けるギャガの社員が登壇し、「是枝監督もとても光栄に思い、幸せに感じております」とスピーチ。明日の授賞式で発表となる最高賞パルムドール獲得に向けて弾みをつけた。
本作は、ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」や映画『奇跡』などを手掛けた是枝裕和監督の最新作。6歳になる息子が、出生時に取り違えられた他人の子だったと知った主人公の葛藤(かっとう)を描き、福山は初の父親役を務めた。同映画祭のコンペティション部門にて公式上映され、10分間にわたるスタンディングオベーションを受けるなど好評を得ている。
エキュメニカル賞は、プロテスタントとカトリック教会の国際映画組織「INTERFILM and SIGNS」によって選ばれた審査員から贈られる賞で、人間性の内面を豊かに描いた作品に与えられる。コンペティション部門から独立した賞ではあるが、明日の授賞式に向け幸先のよいスタートを切ったといえる。なおエキュメニカル賞は『ザ・パスト(英題) / The Past』に送られた。(編集部・森田真帆)
映画『そして父になる』は10月5日より新宿ピカデリーほか全国公開
第66回カンヌ国際映画祭は5月26日まで開催