福山雅治主演『そして父になる』、スペインの映画祭で観客賞を受賞!
第61回サンセバスチャン国際映画祭
スペインで開催中の第61回サンセバスチャン国際映画祭で、福山雅治主演・是枝裕和監督の映画『そして父になる』が観客賞を受賞した。
観客賞の対象となるのは、本年度の各国際映画祭での受賞作や話題作から選ばれた16作品。その中には、ジョージ・クルーニー主演『ゼロ・グラビティ』や、ベルリン国際映画祭で最高賞の金熊賞を受賞したルーマニア映画『チャイルズ・ポーズ(英題) / Child’s Pose』、カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞したジャ・ジャンクー監督『ア・タッチ・オブ・シン(英題) / A Touch of Sin』、宮崎駿監督『風立ちぬ』も選出されていた。
投票は初回上映を観賞した観客によって行われ、『そして父になる』は10ポイント満点中、平均8.470ポイントと最高ポイントをマーク。2位はリチャード・カーティス監督『アバウト・タイム(原題) / About Time』の8.311ポイント、3位はリティー・パニュ監督『ザ・ミッシング・ピクチャー(英題) / The Missing Picture』の8.224ポイント。『風立ちぬ』は7.935ポイントで6位だった。
是枝監督は同映画祭の常連でファンも多く、前作『奇跡』は最優秀脚本賞を受賞している。なお、賞金5万ユーロ(約650万円・1ユーロ130円計算)は『そして父になる』をスペインで配給する会社に贈られる。(取材・文:中山治美)
第61回サンセバスチャン国際映画祭は現地時間9月28日まで開催
映画『そして父になる』は公開中