美保純、「あまちゃん」予想外の大ヒットに戸惑うも最新作でエロ爆発宣言!
第26回東京国際映画祭
第26回東京国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされた映画『捨てがたき人々』のジャパンプレミアが20日、同映画祭で開催され、主演の三輪ひとみ、美保純、監督の榊英雄が舞台あいさつに登場。NHK連続ドラマ小説「あまちゃん」の熊谷美寿々役ですっかり朝の顔になった美保が、『ピンクのカーテン』以来、約30年ぶりにジョージ秋山原作の衝撃作に体当たりで挑んだ。
美保純、「あまちゃん」予想外の大ヒットに戸惑うも 画像ギャラリー
本作は、「銭ゲバ」「アシュラ」などで知られるジョージ秋山の同名漫画を基に、『R100』『さよなら渓谷』などの大森南朋演じる生きることに飽きた男の性欲と業を赤裸々に描く人間ドラマ。『誘拐ラプソディー』の榊監督がメガホンを取り、『発狂する唇』の三輪、成人映画の経験を持つ美保が大森に翻弄される女を熱演する。
大雨の中、満員に埋め尽くされた会場を見渡しながら三輪は、「今日は人がいっぱいいてとってもうれしい。この映画は全エネルギーを放出してがんばった作品なので楽しんでいただければ」と目を潤ませながら喜びを表現した。また、自身の故郷である五島列島を舞台にしたことについて榊監督は、「自分の愛すべき町、そして憎らしい町をこのタイミングで撮っておかないと、もう二度と戻らないような気がした」と故郷に対する複雑な思いを映画に託したことを明かした。
一方の美保は、「映画祭自体が初めてで、しかも私が大好きなギロッポン! また女優に戻ってきたんだな、という実感が湧いている」とコメント。さらに、「撮影は『あまちゃん』の前だったので『エロで爆発してやろう!』って意気込んでいたんですが、あのドラマが予想外の大ヒットになって……でも、ガッツリやってやりました!」と本音を暴露する一幕もあった。
この日は、本編上映をはさんで、榊監督と脚本家の秋山命によるQ&A、さらに榊監督と三輪による記者会見も行なわれ、積極的に作品をアピール。作品が生まれた経緯や撮影にまつわる裏話がされる中、美保が大森を手が真っ赤に腫れ上がるくらい叩いたエピソードが紹介されたときは、会場から驚きの声が上がった。(取材・文:坂田正樹)
映画『捨てがたき人々』は2014年春公開