『風立ちぬ』アカデミー賞ならず!長編アニメ賞の受賞を逃す
第86回アカデミー賞
現地時間2日、第86回アカデミー賞授賞式が米ロサンゼルスで行われ、長編アニメ映画賞にノミネートされていた宮崎駿監督の『風立ちぬ』は受賞を逃した。受賞作はディズニー映画『アナと雪の女王』だった。
同作は、ゼロ戦の設計者・堀越二郎の生涯と堀辰雄の小説「風立ちぬ」を題材に、飛行機作りに情熱を燃やす青年の生きざまを描いた作品。同作の日本公開後、宮崎監督は長編アニメーション製作からの引退を表明しており、これが最後の長編アニメ作品となる。今年の賞レースでは、これまでにニューヨーク映画批評家協会賞などを受賞しており、アカデミー賞で有終の美を飾ることができるかどうかが注目されていた。
宮崎監督は2002年度(第75回)の『千と千尋の神隠し』が長編アニメ映画賞を受賞しているほか、2005年度(第78回)には『ハウルの動く城』もノミネート。もしも『風立ちぬ』が受賞していれば、11年ぶり2度目のオスカー獲得となっていた。
なお同作は現在、日本でアンコール上映中。北米でも先月21日(現地時間)より公開されている。(編集部・福田麗)
第86回アカデミー賞授賞式ダイジェスト版は、3月9日(日)午後3:20よりWOWOWプライムにて放送